2023.04.27

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1復帰を諦めないニキータ・マゼピン、制裁解除のためカナダ政府に訴え


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 ニキータ・マゼピンは、カナダ政府を相手に裁判を起こし、ジャスティン・トルドー政権の制裁リストから彼の名前を削除することを求めている。マゼピンの弁護士は、彼はウクライナが受けた侵略に一切関与していないと主張している。ウクライナ侵攻を積極的に支援したり、ロシアの独裁者ウラジーミル・プーチンと近い関係にある、マゼピンを含めた多くの人々に制裁が科せられているが、彼は制裁について争うために最初にカナダを選んだ。彼の弁護団は、カナダの法律が一番マゼピンのケースに有利だと考えているからだ。制裁解除の要請は、制裁によってレース参戦ができず、彼のF1復帰の機会が「壊滅的に減少」しているからだという。F1は毎年モントリオールでレースを行っているのだ。
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 また、来年もマゼピンがF1レース出場を阻まれた場合、「F1ドライバーとして、あるいは、他のモータースポーツ選手権のドライバーとして、ふたたび起用されるのは不可能ではないにしても、『非常に困難』になる」と訴状には付け加えられている。ハースでグランプリの資質がないことを示したマゼピンを起用する意志のあるF1チームは存在しないことを考えると、この動きはマゼピンが2026年にハイテックのF1グリッド参入を確信しており、そこからF1へのドアをふたたび開こうとしているとしか考えられない。彼の父親はハイテックの本物のオーナーなのだ。

2024年にスプリントレースが大幅増加か
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 ギュンター・シュタイナーが最近「2024年には12のグランプリでスプリントレースが行われる可能性がある」と認めたことに大多数のプロモーターたちは驚かされた。なぜならF1に追加で支払う料金があるため、スプリントフォーマットに切り替えようという彼らの意欲は明らかに欠けているのだ。今年すでにブラジルGPのプロモーターが、インテルラゴスでのスプリントイベントについてリバティ・メディアが請求した追加の300万ドル(約4億円)の支払いを拒否し、世界評議会が決定を発表する前に説明がなかったと主張している。

 ブラジルの判断を受けて、カタールもステファノ・ドメニカリに対し、将来スプリントイベントに支払いを行う意志がないことを伝えた。今ではボールはF1側にある。そして各チームも、多くのトップドライバーたちの意志に反するスプリントイベント数の増加を、追加の収益なしで受け入れるか否か決めなければならない。ドメニカリによると、追加の料金を受け取らないと決めなければならないのなら、F1はフォーマットをその方向へ変更することをいとわないという。

モナコGP開催時の電力に危機
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 F1のイギリス人スタッフたちは、フランス人の同僚たちについて冗談を言うのが好きで、フランスのことをストライキランドと呼んでいる。しばしば労働者たちがストライキを行って国内に影響を及ぼしているからだ。エールフランスのパイロットやクルーから、航空管制官、電車の運転士、制服警官まで、さまざまなストライキが起きて人の移動が阻まれ、フランスから他の国々へのパーツの輸送や、フランスにパートナーを持つ企業の準備に影響を及ぼしている。現在ではさらに大きな問題が、ゼネストの形でFIAや『F1 TV』の正常な運営を脅かしている。フランスで定年年齢が62歳から64歳に引き上げられたことから、今後数カ月間に何度かの停電が起きることが予想されているのだ。フランスの送電網に完全に依存しているモナコは、フランス国内のストライキによって全土の電力供給に影響が出た場合、F1への電力供給を保証する術がない。そこでF1は代替案を用意している。それは通常の送電網に変わるボート型の発電所で、モンテカルロの港から稼働できるという。

(Translation: AKARAG)

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