2026.02.28
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:元F1のボス、新レギュレーションによるファン離れを懸念
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に追跡。ここでは、そんな報告書を一部公開する。
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F1のオールドガード(旧体制の大御所たち)は、どうやら新しい技術レギュレーションがお気に召さないようだ。かつてのグランプリの総帥バーニー・エクレストンと、彼の親友であるフラビオ・ブリアトーレは、スポーツが向かっている方向性を激しく非難し、ファンが離れていくと主張している。
F1をグローバルなスポーツに押し上げた立役者であるエクレストンは、ドイツの出版物によるインタビューで手加減することなく、次のように述べた。「F1はドライバーの世界選手権であり、エンジニアの選手権ではない。しかし、今のF1はむしろフォーミュラEと競合している状態だ」
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だからこそ、エクレストンは「もしかしたらファンはそれを好むかもしれないが、私はそうは思わない」と述べ、「危険なのは、我々がファンを失ってしまうことだ。私が間違っていることを心から願っているよ」と警告している。現在95歳の彼はまた、「誰もがF1を学び直さなければならないため、シーズンの初めには混乱が生じるだろう」と警鐘を鳴らし、新規則によって「レースの要素が減る」と主張した。「しかし、物事はそういう方向に進んでいるのだ。ドライバーへのレギュレーションが増え、『あれをするな、これをするな』というルールが増えていく」
別のインタビューで、アルピーヌF1のリーダーであるフラビオ・ブリアトーレもエクレストンの意見に賛同し、「新世代のマシンの複雑なエネルギーマネジメントは、F1を急激な衰退の危機に晒している」と警告した。彼はさらに「それは単なるエンジニアリングの努力の無駄遣いであり、ファンには理解できないだろう」と付け加えた。
そして、75歳のブリアトーレはF1と、かつて自身の育成ドライバーだったひとりに矛先を向け、こう問いかけた。「フォーミュラEを覚えているか? ディ・グラッシは50歳くらいの時に勝った。F1ドライバーたちもあのマシンを運転しようとしたが、不可能だった。なぜか? あのマシンを運転することは、もはやエンジニアリングの実験のようなものだからだ。そしてそれこそが、まさに今我々が向かっている場所なのだ。通常、オーバーテイクするにはアクセルを踏み込まなければならない。だが今は、アクセルを離さなければならないのだ」
ちなみに念のため記しておくと、元ルノーのジュニアドライバーであるルーカス・ディ・グラッシは現在まだ41歳であり、彼がフォーミュラEのタイトルを獲得した2017年当時は33歳だった……。
■セーフティカードライバーが前人未到の記録へ(c)XPB Images
オーストラリアGPは、セーフティカードライバーのベルント・マイランダーにとって、その職務における500回目のグランプリとなる。FIAと、このドイツ人が集団を率いるための車両を引き続き供給するメルセデスの両者は、この瞬間を祝うためのいくつかのイベントを準備している。
マイランダーがこの仕事に就いたのは偶然の産物だった。フランスGPのマニクール戦で、レギュラーのセーフティカードライバーだったオリバー・ギャビンが来られなくなり、現地でポルシェ・スーパーカップに参戦していた彼に、このイギリス人の代役が頼まれたのだ。ギャビンのキャリアがアメリカへと移るにつれ、マイランダーがレギュラーのセーフティカードライバーとなった。
彼は言う。「これほど長年にわたってこの任務を遂行するには、ある種の資質が必要だ」。このドイツ人はさらに、「レースのDNAを理解し、フィールドを安全にリードし、その後、秩序ある形でレースマネジメント(レースコントロール)に引き継ぐ責任があることを理解しなければならない」と説明した。
しかし、25年という歳月にもかかわらず、マイランダーに終わりは見えていない。「それは予測できないことだが、私は600回をしっかりと見据えている。700回もあり得るし、750回になれば素晴らしい数字だ」と語り、「そのためには、最高の体調を維持しなければならない。なぜなら、年間24レースのシーズンは多大なエネルギーを必要とするからだ」と認めている。
■アンドレッティ、キャデラックF1の成功に太鼓判(c)XPB Images
モータースポーツ界のレジェンドであるマリオ・アンドレッティは、ブランドアンバサダーのひとりとして、キャデラックF1チームの進捗状況を注意深く見守り続けている。息子であるマイケル・アンドレッティが、プロジェクトのF1承認を確実にするために身を引かざるを得なかったという事実(元ドライバーであるマイケルは、パドックのほぼ全員の反感を買ってしまっていたためだ……)があるにもかかわらず、だ。
最近、1978年のワールドチャンピオンは、チーム代表のグレアム・ロウドンと会話を交わしたことを明かした。ロウドンは彼に、キャデラックが正しい方向に進んでおり、あなたを誇りに思わせるだろうと安心させたという。
アンドレッティは次のように語った。「私は彼の目を真っ直ぐに見て、『グレアム、君を頼りにしているよ』と言った。すると彼は即座に『マリオ、あなたをガッカリさせるようなことはしません』と答えてくれたのだ」。
このアメリカの伝説的な人物はまた、「進捗状況などについて何か知りたい時は、いつでも彼に電話をしている。彼が私の主な連絡窓口だ」と明かした。そして、キャデラックが成功を収めると完全に信じていることを示し、マリオ・アンドレッティはこう締めくくった。「まさに今こそ、参入に最も適した時期だと思っていた。新しいレギュレーションが導入される時、誰もがゼロからのスタートになるのだから」
(autosport web)
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