アルピーヌ、コラピントとの契約延長を発表。2026年もガスリーとのコンビを継続へ
11月7日(金)、BWTアルピーヌF1チームは、フランコ・コラピントとの契約を延長したことを発表した。これにより、2026年もアルピーヌはピエール・ガスリーとコラピントのコンビを継続することになる。
ウイリアムズの育成ドライバーだったコラピントは、2024年のF1イタリアGPでローガン・サージェントと交代する形でF1にデビューした。参戦2戦目のアゼルバイジャンGPで初入賞を達成したが、ウイリアムズは2025年にアレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツを起用することが決まっていたため、コラピントはアルピーヌへ移籍しリザーブドライバーに就任した。
2025年、アルピーヌは当初ガスリーとジャック・ドゥーハンを起用していたが、第6戦マイアミGP終了後にドゥーハンとコラピントを交代させることを発表した。なおこのとき、ドゥーハンとコラピントの交代は5戦限りと発表されたが、コラピントは第12戦イギリスGP以降もガスリーとともにA525のステアリングを握ってきた。

アルピーヌとの契約延長について、コラピントは次のように発表した。
「将来に向けてチームを前進させるために僕を信じてくれたことについて、フラビオ(・ブリアトーレ/エグゼクティブアドバイザー)とチームの全員にとても感謝している。F1にデビューした時から、当時の状況を考えると、このスポーツにおいて居場所を維持することは非常に大きな挑戦になるだろうと理解わかっていた。長く厳しい道のりだったが、2026年に再びこのチームでピエールとともにドライブできる機会を得られたことを大変誇りに思っている。彼は素晴らしいチームメイトで、これからも間違いなく学び続けられる人だ」
「母国アルゼンチンにとても近く、僕にとってホームレースのように感じられるイベントで、非常にたくさんのサポートを受けている。この旅で僕とチームを支えてくれる多くのファンがいることが、僕たちがレースをする理由だ。来年F1が新たなスタートを切る際には、僕たちを応援してくれるひとりひとりに笑顔と祝福をお届けしたい。Vamos Alpine!」
チームのエグゼクティブアドバイザーを務めるブリアトーレは、コラピントの資質とポテンシャルを確信していたと述べた。
「フランコがF1で過ごした期間を通じて彼の成長を見てきたが、チームと共に成長できるトップドライバーになるための適切な資質とポテンシャルを持っていると私は確信していた。2026年も共に歩み続けるという我々の決断は、レースドライバーとして成長を続けるフランコに対するコミットメントと強力な支援の証だ」
「(今年は)チーム全体にとって厳しい1年であり、パフォーマンスを発揮しやすい状況ではないが、フランコもピエールも、来季に向けてチームを可能な限り最良のポジションに導くためベストを尽くしてきた。ピエールとフランコというラインアップにより、経験、スピード、才能が見事に融合した。これらがチームの飛躍を後押しし、来シーズンはファンのみなさんに声援を送るべき瞬間をお届けできることを願っている」