2023.06.16

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:親プーチンが重荷のマゼピン家、控訴を続けるも未だ制裁解除ならず


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ニキータ・マゼピンは、母国ロシアのウクライナ侵攻を受けて彼に科された旅行禁止措置の一時的解除を再度求める訴えを起こしたが、敗訴した。ニキータの父親であるドミトリは、ウラジーミル・プーチンと非常に親しく、マゼピン家へはロシア政府とのつながりによる直接の資金の流れがあることから、EU欧州連合とイギリスは、それぞれの領土に入国したり、現地企業との取引を行ったりすることを禁じる対象者のリストに父子を入れた。
■regist■
 マゼピンの弁護団は、イギリスはマゼピンの入国を禁じたことで、2024年のF1世界選手権に出場するためのシート獲得交渉を妨げ、彼の働く権利を否定したと主張したが、最終判決は制裁に沿ったものだった。高等法院の裁判官は、政府側の弁護団によって提示された議論に非常に満足していると述べた。

 5週間のうちにロンドン高等法院は、最終的に控訴を完全に受理するが、マゼピンへの制裁は維持されるものと予想されている。つまり、彼は引き続き母国もしくは入国を禁止されていない国での競技会でしかレースをすることはできないことになる。

ボッタスのサイクリングイベント

 バルテリ・ボッタスは、サイクリングへの愛と、F1を超えて自らの視野を広げたいという情熱が高じて、モナコGPとカナダGPの間の週末に、母国フィンランドのラハティ地域で大きなイベントを開催するに至った。1500人という驚くほど多くのライダーたちが集まった『FNLD GRVL』イベントは、3つの異なるグラベルレースで構成されていた。

 ひとつ目は比較的短距離の40km、ふたつ目は77km(77はボッタスのレースナンバーだ)、そしてみっつ目は非常に長い177kmのレースで、2日間にかけて行われた。ボッタスは2時間36分以上ペダルを漕ぎ、77kmレースで3位につけた。ボッタスのガールフレンドでプロサイクリストのティファニー・クロムウェルはメインイベントの177kmレースを5時間14分で完走し、女子の部で優勝した。イベントの競技レベルは、世界ツアーで何度も優勝経験があり、2020年のツール・ド・フランスではあるステージで2位につけたトムス・スクインスが総合優勝を果たしたことによって証明された。


ルーキーたちのプライベートテスト
(c)XPB Images
 アストンマーティンとアルピーヌは、それぞれテストチームを次の週末にレッドブルリンクに派遣する。コースでは来週火曜日と水曜日に、リザーブおよびテストドライバーが2日間の走行を行う。レギュレーション上、プライベートテストでは現行のシャシーを使用できないため、アストンマーティンは2台のAMR21を送り出し、フェリペ・ドルゴヴィッチが2日間走行する。

 アルピーヌではテストにジャック・ドゥーハンとビクター・マーティンスのふたりが向かい、2台のA521を走らせる。3人全員が、来年シートが空いた場合にF1でレースができるよう準備を整えることを目指してスケジュールを継続している。ふたつのチームは2年前のマシンとピレリのデモタイヤを使用するが、グランプリの週末に予想される気温に近い環境でのコースのグリップレベルと、パワーユニットのセッティングに関連したデータを収集することは、2週間以内にレッドブルリンクに戻ることになる彼らの役に立つことだろう。

(Translation: AKARAG)

最新ニュース一覧

2023-12-30更新
2023-12-29更新
2023-12-28更新

最新PHOTO一覧






|TOP|NEWS|