2023.07.05

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:リカルド、レッドブルでタイヤテストのチャンス


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 ダニエル・リカルドはイギリスGPの3日後に大きな仕事が控えている。ピレリの2024年型タイヤの開発プログラムの一環として、レッドブルのRB19をドライブする一回限りのチャンスが与えられるのだ。7月は5週間で4回ものグランプリが開催されるので、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは休養を取る。リカルドは3日間にわたり、世界を圧倒しているRB19をドライブする。彼がよく知っているコースであり、マシンの特性によって通常よりもいっそうの優位性を発揮するだろう。
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 リカルドは来年にグランプリレースに復帰することを熱望している。これはクリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコに、彼がF1のトップグループでレースをするのに必要な能力を今も持ち合わせていると証明する唯一のチャンスになるだろうが、マルコはそれについては確信を持っていない。しかしレッドブルリンクでマルコは次のように述べた。「我々はシルバーストンの後のタイヤテストで3日間リカルドを走らせる。そこでリカルドの実際の立ち位置を評価できる」また、来年のレッドブル・レーシングのシートには空きがないので、リカルドはレッドブルのジュニアチームであるアルファタウリを目指す可能性もある。そこで地位を確立し、2025年からはフェルスタッペンと組めるようにするのだ。

レッドブル、2026年の規定に危機感
(c)XPB Images
 メルセデスF1代表のトト・ウォルフはオーストリアGPでクリスチャン・ホーナーをあざわらう滅多にないチャンスを得た。レッドブルF1のチーム代表であるホーナーは、2026年のパワーユニットのテクニカルレギュレーションを変更すべきだと警告を試みたのだ。ホーナーによると、常にバッテリーを充電するための要件によって、マシンはドライブするのに極端に複雑で危険なものになり、重大な事故を引き起こす危険があるという。ホーナーは、バッテリーではなく、ICE(内燃機関)が主たる動力源であるべきだと主張した。しかし多くの人々は、これはレッドブルが新レギュレーションに準拠した競争力のあるパワーユニットを製造するのに苦戦している兆候だと見なしている。レッドブルにはマシンのハイブリッド部分で助けになるマニュファクチャラーのパートナーおらず、フォードは最近のF1での経験がない。

 ホーナーのコメントを聞いたウォルフは次のように語った。「彼がより恐れているのは、彼のエンジンプログラムがうまくいかないかもしれないということだと思う。そのためにルールを潰したいのかもしれない。そのような発言をする本当の動機は何なのか、常に疑問を持たなければならない」

 そしてウォルフはルールを撤回するようなことはないと明言した。「そうはならない。チャンスはゼロだと強調しよう。我々はこれらレギュレーションを、全自動車メーカーとともに何年もかけて策定してきた。この妥協案によりアウディはついにF1に参入し、ホンダも留まることになった。これはF1で想像できうる最高のケースだ。これは難しいことだろうか?我々のシャシーデザイナーたちは『さて、これをどうやろうか』と言っているのだろうか?そうだろうが、それは素晴らしいことだ」

 結果として、ウォルフは次のように説明した。「これらのレギュレーションはもう変更されることはない。世界は持続可能性に関するイノベーションを示す必要があるため、これ以上延期されることはない。我々は排出量を削減する必要がある。そして我々は非常に興奮しているのだ」

契約更新の話し合いが続く

 ステファノ・ドメニカリは、2024年に向けてレースプロモーター候補と新たに契約することはできないと認めている。チームには来年のカレンダーが、24回のグランプリで構成されていると伝えられている。これは中国GPとエミリア・ロマーニャGPが中止になる前の、今シーズンの初めに予定されていたスケジュールと同じ構成だ。

 バルセロナの現在の契約が終了した後、2027年からマドリードがスペインGP開催を引き継ぐ可能性について話し合いが続けられている一方で、現在ドメニカリは「ドイツGPは2026年からカレンダーに入る。アウディがF1に参戦することで、ドイツのマニュファクチャラー二社が加わることになるからだ」と主張している。

 ドメニカリはまた、韓国の釜山の地元自治体と、ストリートレースである韓国GPの復活を視野に入れた予備的な話し合いを行っているほか、ベトナムのハノイの新市長とベトナムでのレース開催について短時間の話し合いを持ったが、徒労に終わった。それが理由で、ドメニカリは最終的にスパ・フランコルシャンとの契約をもう1年延長することに同意した。今年のベルギーGPの週末前に発表されるとみられている。なお、次に契約更新の交渉があるのは、来年末までの契約を結んでいるイギリス、イタリア、日本だろう。

(Translation: AKARAG)

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