2023.07.10
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レッドブルとアストンマーティン、2021年に続き2022年のコスト制限にも違反
(c)XPB Images
あるチームの有力筋によると、2021年に予算制限を超過して問題になった2チームは、その翌年も許容された支出額を超えたという。アストンマーティンの超過分は、事務的なミスとみなされて軽微な罰金を科された一方、メキシコGP中に完了した2021年の会計調査によると、レッドブルには実際に重大なレギュレーション違反が認められ、結果としてチームは700万ドル(約10億円)の罰金を支払うことになった。またさらに厳しいことに、その後12カ月間にわたって、風洞試用時間とCFDの大容量記憶装置の使用を10%減らされた。
レッドブルリンクで出回っていたうわさによると、同じ2チームがF1の財務レギュレーションにふたたび違反したとして調査を受けているという。ふたりのチーム代表たちは、現在行われている調査を妨害していると受け止められないように、完全にオフレコではあるが何度となくこの件について話すようにしている。
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すべてのチームはレギュレーションに従って、2022年の決算書を3月31日までに提出した。その後の3カ月でFIAの会計部門は提出された書類を確認し、誤った申告や、予算制限のレギュレーションの対象となる件が含まれていないと考えられる箇所を見つけるたびに、チームに質問を投げかけてきた。
ある情報筋によると、2021年に支出超過が発覚したチームは、翌シーズンの後半になって初めて違反を認識したため、2022年の夏までは問題を起こしたのと同じ会計処理を行っている。そのため、その年の最後の数カ月に、FIAの調査をパスできるほどコストを抑えることができなかったという。
すべてのチーム代表たちは、もしあるチームが2年連続で同じ違反を犯した場合、適用されるペナルティは極めて厳しいものである必要があるということに同意しているようだ。すべての主要チームは、現在大きな利益を生み出しているため、1億ドル(約144億円)の罰金が科せられたところで、風洞のプログラムかCFDの使用をゼロにされるのでもなければ、チームの運営能力に決定的な影響は出ないからだ。しかし、レッドブルリンクにいたある皮肉屋は次のように語った。
「2024年型マシンのデザインはすでに進行中で、あとは細かいディテールを決めるだけであることを考えると、来年ペナルティを受けたとしても2025年型マシンにはそれほど影響はないかもしれない。現在のレギュレーションの最後の年に真新しいマシンをデザインするとは思えないので、空力開発能力を大幅にカットされて、厳しいペナルティを受けたとしても、うまくやり過ごすことができるかもしれない」
しかし2026年型マシンは、既存のマシンとはまったく異なるため、そのようなペナルティは白紙から将来のマシンをデザインするチームの能力を大きく損なうことになるだろう。レッドブルとアストンマーティンが本当に昨年の予算制限を超過しているのなら、彼らが受けるペナルティの影響は、2026年のチャンピオンシップが始まるまで明らかにならないだろう。
(Grandprix.com/Translation: AKARAG)
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