2023.07.22
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F2の若手ドライバー、レッドブルの育成プログラムを警戒
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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レッドブルの若手ドライバープログラムでは6名ものドライバーをFIA F2に、また、リアム・ローソンをスーパーフォーミュラに参戦させているが、ヘルムート・マルコは次のマックス・フェルスタッペンを見つけるための旅において、他の若手ドライバーにオープンにアプローチすることをやめない。
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フェラーリに近い情報筋によると、80代のマルコは6月の後半にフェラーリの若手ドライバーであるオリバー・ベアマンに連絡し、できるだけ早く彼をレッドブルの傘下に入れたいと伝えたということだ。マルコはまた、同じアプローチをアルピーヌのビクター・マーティンスにも取っている。マルコはふたりの若手に対し、現在の契約を破棄してその違約金を払うのは彼ら次第だが、そうしてフリーエージェントになったら、レッドブルが彼らと契約を結ぶと説明しているという。
知られている限りでは、ベアマンもマーティンスも感謝はしたが、彼らは現在の状況に満足していると説明し、オファーは断っている。それだけでなく、彼らはレッドブルの若手ドライバープログラムが永久に回り続ける糸車であり、すぐさま明らかな理由もなしに放り出される可能性があることを認識しているのだろう。
数々のレース契約をまとめた幹部が退任
(c)XPB Images
F1のレースプロモーション担当グローバルディレクターのクロエ・ターゲット-アダムスの退任が目前に迫っていることに、パドックの多くの人々が驚いている。バーニー・エクレストンがF1を統率していた時代に任命されたトップ幹部のなかの数少ないひとりであるターゲット-アダムスは昇進し、グランプリのプロモーター候補がF1レース開催契約を結ぶ前に話をしなければならない重要人物になっていた。
困難な交渉の末にフランスGPがカレンダーに復帰したこと、また、ベトナム、サウジアラビア、マイアミ、カタールとの契約締結も彼女の功績だ。パンデミックによってF1が以前のように自由に移動できなくなった2020年と2021年には、代替会場を迅速に見つけるのに重要な役割を果たし、例を上げればポルトガル、トルコ、ムジェロとの契約締結にこぎつけた。
最近、ターゲット-アダムスはハノイのストリートレースを復活させるためにベトナムを二度訪れた。将来の現実的なグランプリ開催会場候補であるマドリードと釜山とは交渉を開始している。現時点では、ターゲット-アダムスの後任にはもうひとりの弁護士であるルイーズ・ヤングが就く予定だ。しかしステファノ・ドメニカリはこのポジションについて、しっかりと計画された収益性の高いカレンダーを強化するために、F1の経験が豊富な人材を雇うものと見られている。
型落ちのF1マシンで副収入
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F1チームは新たな収入源を見つけたようだ。チーム運営コストを大幅に削減するために満場一致で現行マシンでのテストが制限されたため、プライベートテストの実施が程度の差はあるが内密に実施されることが多くなった。まだジュニアカテゴリーでレースをしている若手で、豊富な資金を持ち込めるドライバーたちが、F1のスピードに慣れるため2年落ちのマシンで数日のテスト走行の機会を得ているのだ。
我々は最近、不運なマハーヴィーラ・ラフナサンがマクラーレンと2日間のテストを行ったと報じた。彼はミック・シューマッハーを無料で走らせるのに十分な資金をマクラーレンに支払ったが、この傾向は2016年にランス・ストロールが2014年スペックのウイリアムズのマシンで少なくとも24日間のプライベートテストを行った時から始まった。
ヨーロッパだけでなく、アジアや北米のサーキットでも、この特権のために2400万ユーロ(約37億円)を支払ったという。その数年後、ニキータ・マゼピンはメルセデスに3000万ユーロ(47億円)を支払い、異なるコースを2年前のマシンで20日間走行したと伝えられている。エステバン・オコンが高給でドライバーコーチを務め、同じマシンでマゼピンとともに走行したという。
そして今回、FIA F2でまだ目立った印象を残せていない、ベルギー出身のドライバーであるアマウリー・コーディールと取引をしたのはアルピーヌだ。チームは先週ポルティマオで彼にA521を走行させた。彼はチームの公式テスト兼リザーブドライバーのマイケル・ドゥーハンが、1セントもチームに支払わずに2日目のテストを行うのに十分な費用を払った。コーディールには莫大な資金があるようで、今もグランプリレースに昇格できると信じている。しかし、その目標を達成するために、いかにして必要なスーパーライセンスポイントを獲得するのかは不明だ。彼の出す結果は、いつもかなりお粗末なのだ。
(Translation: AKARAG)
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