2023.08.12
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:フェラーリ、夏季休暇後の新パッケージでライバルに対抗
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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フェラーリは、夏季休暇の後のオランダGPで新たな空力パッケージを導入し、最後に大きくプッシュしてメルセデスとの差を縮め、コンストラクターズ選手権の2位の座を争うつもりだ。
ベルギーGP終了時点でフェラーリは、コンストラクターズランキング3位のアストンマーティンに5ポイント差をつけられているが、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツというふたりの強力なドライバーによるポイント獲得が期待できるので、アストンマーティンに勝てると考えている。今年のアストンマーティンが獲得したポイントの76%がフェルナンド・アロンソを頼りにしたものだからだ。
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イタリアの情報筋によると、フェラーリSF-23は大きく改良されたサイドポッドを備えているという。それによって、側面下部により大きな空気の流れを生み出し、後輪内部と後輪からマシンのディフューザー上部への空気の流れを加速することを目指している。
チーム関係者によると、これらの新サイドポッドに再設計されたフロアが加わり、マシン下部には新たなディフレクターが備わる。外側のエッジには新たなカットが施され、SF-23の下の空気の流れをより適切にコントロールし、さらに大きなグラウンドエフェクトダウンフォースを生み出すことで、高速コーナーでマシンをより速くすることができるという。これによりザントフォールトやモンツァで有利になり、鈴鹿やオースティンではいっそうのアドバンテージを得られるという。
ルーキードライバーたちのテスト走行
(c)XPB Images
シーズン末のアブダビテストはまだ4カ月ほど先だが、チームはヤス・マリーナ・サーキットで1日の走行を担当するルーキードライバーに関する計画を確定させるところだ。同時に、義務化されている2回のFP1セッションをルーキーに託したチームはまだほとんどない。
カタール、オースティン、ブラジルではスプリントイベントがあることから、選択肢は限られている。それに、シンガポールと鈴鹿の2コースはミスが非常に高くつく可能性があり、ラスベガスは誰にとっても初めての会場なので、チームはルーキーをマシンに乗せたがらないだろう。
それに加えて、同じ週末にFIA F2のレースが開催される場合、F2ドライバーにドライブさせることにチームは抵抗がある。そうするとザントフォールト、モンツァ、アブダビの3会場も除外される。そうなるとメキシコGPがルーキーをマシンに乗せるのに最も安全な会場として残るだろう。そうしたことを念頭に置いて、マクラーレンはエルマノス・ロドリゲス・サーキットで地元出身のパト・オワードにMCL60の1台を託そうとしている。オスカー・ピアストリにとっては初めてのコースであるため、ランド・ノリスは走行しない。一方アレックス・パロウはシーズン末のアブダビGPでFP1の走行を行う予定だ。
F1エントリーしているハイテックに暗雲
FIAは、どの企業がF1へのエントリーを申請したか発表するのに時間をかけている。11番目と12番目のグリッド候補を発表するスケジュールは、何の情報も公開されずに過ぎてしまった。エントリーを申請したチームも、7月31日までに申し込みの結果を通知される予定だったが、FIAからは何の情報もなくその日にちは過ぎた。
アンドレッティとハイテックがFIAから承認を得る可能性が最も高い候補だと取り沙汰されてきた一方で、ハイテックの申請についてパリのFIAでは懸念が生じている。チームの株式の25%が、カザフスタンで最も裕福な人物であるウラジミール・キムに売却されているが、これは欧州連合(EU)をはじめアメリカや多くの国々の制裁リストに名前があり、ウラジーミル・プーチンと密接な関係を持つニキータ・マゼピンの父親のドミトリー・マゼピンが、ドバイの投資ファンドを通じて、オリバー・オークスが代表を務める同チームを依然として所有している事実の隠蔽工作に過ぎないと考えられているからだ。
パリの情報筋によると、FIAがハイテックの真のオーナーが誰なのか真相を突き止めるまで、新チームの選考プロセスは終わらないという。モハメド・ビン・スライエムは、FIAがEUやアメリカと法廷闘争を行うことだけは避けたいと考えているのだ。
(Translation: AKARAG)
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