2023.08.31
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:アルファロメオ、新パーツ導入で弱点のひとつを解消か
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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アルファロメオ・ザウバーは、イタリアGPでまったく新しいフロントサスペンションを導入する。チームは、F1コンストラクターズ選手権で少なくとも8位に入る目標をいまだ諦めてはいない。ただし、純然たるペースという意味ではウイリアムズにもはや追いつけそうにない。
アルファロメオは、マシンの性能に弱点があり、タイヤの温度を十分に早く上昇させることができないという問題があることをシーズンの比較的早い時期に把握していた。この問題によってバルテリ・ボッタスと周冠宇は、予選や、ザントフォールトで見られたミックスコンディション下で多大な被害を被ってきた。
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そこで、来シーズンのマシンのフロントサスペンション・ジオメトリーを、今年この段階でC43に導入する決定が下されたが、それはモノコックに新たな取付部を設置することを意味する。これは時間のかかる作業で、新パーツ導入の遅れの要因となっていた。モンツァでは、その他の小規模なメカニカル面の変更も導入される。しかしイタリアGP明けの月曜日にジェームズ・キーがファクトリーに到着した時点から、チームは来シーズンのマシン設計と開発に全力を挙げて取り組むことになる。
熾烈なF1の開催枠争い
(c)XPB Images
オランダGPの開催契約が切れる2025年から、ローテーション制によるF1グランプリ開催を開始する有力候補として、ベルギー、フランス、ドイツが浮上した。先週末、元F1ドライバーでオランダGPの現主催者であるヤン・ラマースは何度も次のように認めた。
「2026年以降もザントフォールトでF1を開催できる保証はまったくない。24戦か25戦の開催地を決めるのに、金銭だけが唯一の基準となるならば、どうしてもアラブ諸国がF1に提示している額に太刀打ちできない」
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ここにきてF1カレンダーへのフランスの復帰に力を入れ始めているし、アウディがドイツの復帰を後押ししているのは言うまでもない。ベルギーはスパ・フランコルシャンでのF1グランプリ定期開催を維持しようと資金集めに懸命になっている。ステファノ・ドメニカリは、これら4つのレース用に2つのスロットを確保し、2026年以降はローテーション制で開催していくことを計画している。
しかし出身地であるイモラをF1カレンダーに残そうというドメニカリの願望が妨げになる可能性もあり、スペインGPの主催者のように不安が拭えないプロモーターがまだ何人かいそうだ。どこが毎年の開催枠を手に入れ、どこが2年に1度の開催を受け入れなければならないのか、戦々恐々としている。
新たな記録を打ち立てたアロンソ
(c)XPB Images
フェルナンド・アロンソは先週末のオランダGPを2位でフィニッシュしたが、その際、ミハエル・シューマッハーの持っていたF1記録をひとつ打ち破った。アロンソにとっては今回が105回目の表彰台だが、これは初表彰台から20年5カ月と4日後のことになる。初表彰台は2003年のマレーシアGPで、ポールポジションからスタートしたものの食中毒に苦しみ、完走が危ぶまれたなかでのことだった。
これはシューマッハーの記録より32日だけ長い。シューマッハーは2012年にバレンシアで開催されたヨーロッパGPで、復帰後唯一の表彰台を獲得したが、1992年のメキシコGPでの初表彰台から20年3カ月と2日が経過していた。アロンソの調子が非常によいこと、またチームのアストンマーティンがコンストラクターズ選手権で2位を争うほど力をつけていることから、アロンソが自らの記録を更新し続けるのは間違いのないところで、今後何十年にも渡って破られることはないのではないかと思われる。
(Translation: AKARAG)
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