2023.10.01

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:ピレリのタイヤ供給契約と2028年以降のF1の思惑


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 ピレリがF1、F2、F3へのタイヤ供給を継続する入札を落札したことについての発表が遅れているのは、次回の入札に関する難しい交渉が行われているためだ。FIA、そして特にF1は、2028年からは状況を盛り上げるために新たなタイヤサプライヤーを獲得したいと強く願っている。当初、ピレリは現在の入札が成功した場合、次回のタイヤ入札には参加しないことで同意していた。
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 しかし入札結果を発表するタイミングであるイタリアGPの日曜日の朝、ピレリのCEOマルコ・トロンケッティ・プロヴェラは、契約のある細部が変更されたことを知って激怒した。

 彼は新契約に署名することを拒否しただけでなく、ピレリにとってのホームイベントを完全に欠席することを決めた。現在、交渉ははるかに遅いペースで続いている。特にブリヂストンは次回の2028年〜2030年に向けた入札に完全に焦点を合わせているため、契約は今シーズン末までに発表されるだろう。しかし締結場所や時期についてさえ、当事者間で合意には至っていない。

熱意の高い日本のF1ファンたち
(c)Luis Vasconcelos
 ハースのトラックサイドエンジニアリングディレクターの小松礼雄は、日本GPの週末にグランドスタンドで、彼の名前と顔をプリントした自作のTシャツを着た3人のファンと並んでいた。日曜日の朝には彼のために特別に作られたTシャツを手渡され、彼はいっそう喜んでいた。

 友人同士である3人は熱心な日本のモータースポーツファンで、国内のレーシングコミュニティとつながりを持っている。彼らは日本人エンジニアに彼らなりの方法で敬意を表すことを決め、このTシャツを着て一緒に鈴鹿に旅行し、グランプリを迎えた。ひとりのエンジニアに対するファンのサポートはそれほど一般的ではないが、日本のファンたちはその点で非常に異なっている。

 日曜日の鈴鹿サーキットのグランドスタンドには、セーフティカードライバーのベルント・マイレンダーを応援する垂れ幕があったし、小さいものでは、元スーパーフォーミュラのドライバーで、現在はフランスのテレビ局『Canal Plus』で時折F1解説を行っているロイック・デュバルに捧げられたものもあった!

落胆に終わったマグヌッセンとボッタス
(c)XPB Images
 ケビン・マグヌッセンとバルテリ・ボッタスは、セルジオ・ペレスとローガン・サージェントの動きをまったく快く思わなかった。彼らによって日本GPの序盤にヘアピンで接触が発生し、ふたりはペナルティを科された。マグヌッセンはペレスの動きについて「少し無謀だった」と言い、次のように説明した。

「彼は何を試そうにも遠すぎた。僕は彼が僕の方に飛び込んでこようとしているのに気づいて、少しコーナーを空けることさえしたけれど、彼はコーナーにすらたどり着かず、僕の左リヤにぶつかってきた」

 ボッタスは、オコンとアルボンに挟まれていた1コーナーでのインシデントからすでに復帰していたが、サージェントを捉えた後のことを次のように説明した。「彼をアウト側からオーバーテイクしようとした。僕は彼に十分なスペースを空けていたと思ったけれど、彼はロックアップして僕に衝突したんだと思う。不運だった」

 チーム無線でボッタスは珍しくサージェントに対して怒りを見せたが、落ち着きを取り戻し、レース後に次のように認めた。「彼と話をするかもしれない。彼がどう考えていたのか理解するためにね。あれは単なるミスだったのかもしれない」

(Translation: AKARAG)

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