2023.12.02

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:リカルド、毒舌を吐くときも満面の笑み


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 ダニエル・リカルドは、予選後にカルロス・サインツが、他のドライバーが意図的に彼の進路に乱気流を起こしたと不満を漏らしたのを聞いて言葉を返した。サインツは最後の予選ラップにおいてターン2と3、そしてターン6で気流の乱れによってタイムを失い、最終的にQ1の最後で敗退することになったという。

 リカルドはトレードマークの笑顔とともに単刀直入に語った。「彼は普段は混乱を起こして邪魔をしてくる側だよ。彼がどうしてそうするのかわからないが、いつも犯人なんだ。なぜだろうね。僕たちにちょっかいを出すのがわからない。でも妨害するという点については、誰もが話題にしたがるドライバーだろうね」
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 そして、センセーショナルな見出しを提供していることに気づいたリカルドは、次のように付け加えた。「何も競うことがないフリー走行ではさらにそうだよ。一番イライラするのはその時かもしれない。なぜなら正直なところ、フリー走行ではポジション争いなどしていないからね」と語ったリカルドは、さらに満面の微笑みで次のように締めくくった。

「でも問題ないよ。彼は優れている。彼のことは好きだよ。素晴らしい人だ。上出来だよ、カルロス!」

多くの日程がF1とバッティング
(c)Takashi Ogasawara
 2024年シーズンのF1と全日本スーパーフォーミュラ選手権の日程が6回重複していることがわかり、FIA F2とF1テストドライバーたちが示していたスーパーフォーミュラへの大きな関心に水が差された。今年のリアム・ローソンの成功と、彼がオランダGP中にアルファタウリのダニエル・リカルドの代役としてすぐに速さを出したのを目にしたドライバーと彼らのマネージャー、そしてF1チームは、ふたつのプログラムを実施しようとスーパーフォーミュラのチームとの交渉に熱心だった。

 スーパーフォーミュラがF2よりも、若手にグランプリに向けた万端な準備をさせられるシリーズであることは明らかだ。この2カ月間で、昨年のF2チャンピオンのフェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン)、今年のチャンピオンのテオ・プルシェール(アルファロメオ)、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、そしてフレデリック・ベスティ(メルセデス)の全員が、スーパーフォーミュラのトップチームと交渉を行ってきた。

 しかし6回の日程重複があるため何人かは手を引き、レースができる他の代替シリーズを探している。彼らの優先事項は、2025年にグランプリでレースを始める準備をするために、できるだけ多くの時間をそれぞれのF1チームで過ごすことにあるからだ。

F1業界での女性の地位向上
(c)XPB Images
 アルファロメオの有名なストラテジストである、イギリス出身の数学者ルース・バスコムは、アブダビGPを最後に全8シーズンにわたって在籍したチームを去った。発表は、バスコムがレースのスタート直前に自身でソーシャルメディアに投稿して行った。

「私がアルファのピットウォールに座るのはこれが最後だと、今ようやく言うことができます。最後のチェッカーフラッグまで、私がこの8年間ホームと呼んできたこの場所でレースをします」

 バスコムは次のように付け加えた。「私がザウバーに加入したのは26歳の時で、私にとって初めてのレースのシーズンでした。まるで一生のことのように感じます。ヒンウィルの皆さんには2016年からのジェットコースターのような旅路における過去と現在のすべてのこと、そしてストラテジストとして成長し、F1とパドックが真の居場所となる機会を与えてくれたことに心から感謝しています。美しい一生残る思い出(特に6位)のすべてをありがとう、ダンケ、グラッツェ」

 なおバスコムは、彼女の次の仕事については言及せずに「次の章の時が来ました」とだけ述べている。しかし彼女がFIAとF1とともにモータースポーツにおける女性の地位向上にどれだけ関与してきたかを考慮すると、その分野にポストを見つけ、レースストラテジストとしての日々には終止符を打つのだろうと考えるのは妥当なことだ。

(Translation: AKARAG)

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