セナのF1初マシンを含む5台が出品へ。モナコ・ヒストリック・グランプリでオークションを開催
今年のモナコ・ヒストリック・グランプリの期間中に開催されるサザビーズ主催のオークションに、3度のF1チャンピオンであるアイルトン・セナがキャリアの最初の4戦でドライブしたマシン『TG183B』を含む5台のF1マシンが出品されることが明らかになった。
今回のオークションに出品される目玉は3台だ。ひとつはトールマンの『TG183B』で、シャシーナンバーは『5』となっている。これは出品される3台の極めて価値の高いF1マシンのうちの1台だ。ハート製のターボエンジンを搭載したこのマシンの価値は、レースでの成績によるものではなく、セナがグランプリで初めてドライブしたマシンだという点にある。
トールマンはデレック・ワーウィックとブルーノ・ジャコメリを擁していた1983年に4台のTG183Bを製作した。その後TG184が完成するまでの間、1984年シーズンの開幕時にセナが使用する新しいTG183Bを製作したのだった。サザビーズは、TG183Bで280万ユーロから380万ユーロ(約5億1853万円から約7億372万円)の収益を見込んでいるという。
しかし今回のオークションに出品される他の2台のマシンは、さらに高額で落札されると予想されている。その2台とは、フェラーリが1991年に製作した『642』と、同じくフェラーリが1978年に製作した『312 T3』だ。


フェラーリ642は、フェラーリにとって不振のシーズンだった1991年に、アラン・プロストとジャン・アレジがわずか6レースでしかドライブしなかったものだ。サザビーズはこのマシンが300万ユーロから400万ユーロ(約5億5557万円から約7億4076万円)で落札されると予想している。
そしてサザビーズが最高額の落札価格になると見込んでいるのが『312 T3』だ。このマシンは、カルロス・ロイテマンが4勝を挙げた1978年に使用された。翌1979年の初めにはジル・ヴィルヌーヴもこのマシンをドライブしており、サザビーズは450万ユーロから550万ユーロ(約8億3335万円から約10億1855万円)の落札価格を見込んでいる。
この3台のほかにも2台のF1マシンが出品される。1979年シーズンにエマーソン・フィッティパルディがドライブしたものの、目立った成績を残せなかったフィッティパルディ『F6A』と、ジョーダンの2003年型マシン『EJ13』のショーモデルだ。それぞれの予想落札額は、F6Aが50万ユーロ(約9259万円)、EJ13のショーモデルが10万ユーロから15万ユーロ(約1851万円から約2777万円)となっている。
