2024.02.10

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1参入を拒否されたアンドレッティ。開発作業は継続中


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 来年F1に参戦するというアンドレッティの計画はF1商業権保有者によって正式に阻止されたが、デザインチームは割り当てられた仕事を継続するよう指示を受けているため、シルバーストーンとケルンの両方で来年の技術規則に準拠したマシンの設計と開発に取り組んでいる。ドイツにあるトヨタの風洞施設を使用し、プロジェクトの空力面に取り組んでいる少数のスタッフも同様だ。
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 F1はアンドレッティの面前でドアを固く閉ざし、F1参入の選択肢は事実上ふたつしかないと告げた。ゼネラルモーターズがキャデラックの名で走らせる独自のパワーユニットを準備する2028年までエントリー申請を待つか、既存のチームを買収するかだ。マイケル・アンドレッティと彼のパートナーらは、2026年までにグランプリレースに参加するチャンスがまだあると信じており、FIAやゼネラルモーターズからの圧力に加え、裁判に持ち込めば壊滅的な打撃を与えられるという見通しに期待をかけている。

 アンドレッティをF1から遠ざけるために、カルテル戦術を用いたとして裁判を起こせば、ステファノ・ドメニカリ率いる組織の考えを変えるには十分だろう。それが、デザインオフィスと風洞の両方で設計と開発作業が通常通り行われている理由だ。アンドレッティの申請の背後には明らかに巨額の資金があり、ふたたび計画を軌道に乗せるための途方もない決意が示されている。エントリーが保証されないまま、あと3年間にわたって数百人のスタッフの給料を払い、数千時間の風洞試験を続けるには莫大な費用がかかる。

F1プレシーズンテスト
(c)XPB Images
 F1はついに、2月21日から23日までバーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される3日間のプレシーズンテストのスケジュールを発表した。これは世界選手権の開幕前にF1の10チームが新車を理解できる唯一の機会となる。バーレーンGPのFP1は現地時間2月29日午後2時30分に開始予定だ。

 3日間のテスト期間中、コースはバーレーン時間で午前10時から午後7時まで、日本時間で午後4時から午前1時までオープンしている。つまり、チームにはマシンに取り組むのに連続した9時間の時間があり、正式な昼休みは設けられていない。しかし、ドライバーは日中にメディアやマーケティングの任務を果たさなければならないことを考慮して、チームは昼休みを午後2時に開始し、1時間確保するよう調整することに合意した。また、コクピットの設定を変更して、同じ日にふたりのドライバーがテストを行えるようになる。公式テストがわずか3日間に短縮されて以来、これがほとんどのチームが好む運営方法となっている。

 テストを生放送で観たい人のために、『F1 TV』は通常のF1の週末のイベントを生中継しているすべての地域でプレシーズンテストを放送する予定だ。テスト中はだいたいそうだが、限定版ながらライブタイミングのページも利用できる。

F1需要が増しているアジア圏
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 釜山で開催予定の韓国GPの主催者らは、市の最も重要な港湾エリアに、常設サーキットとストリートコースを組み合わせたコースレイアウトを準備中であるとF1に伝えた。新型コロナウイルスのパンデミックにより最初のF1レースが中止される前に、ベトナムのハノイで披露されるはずだったコースの構成を混ぜたものだが、シンガポールが2009年以来都市のマリーナベイエリアで行ってきたことと多くの類似点がある。

 その構想は、韓国で最も重要な港の基本インフラをF1開催に利用することにある。釜山港への印象的なアクセスエリアはコースの非常設部分として使用されるので、90度のコーナーが不足することはない。また、ソチのターン4に似た、長くて半径が大きい非常に高度なコーナーもあり、フロントタイヤのアウト側には大きな負荷がかかるはずだ。

 さまざまな要素を盛り込むために、韓国側はハノイのようにサーキットに小規模な常設部分を追加したいと考えているが、プロジェクトの“ストリートコース”の性質を維持するために、より広い幅を持たせながらもウォールの間に設営されるという。

 F1を韓国に復帰させる交渉は、4回連続で開催中止になった中国がグランプリを取り戻したことが明らかになって減速したが、アジアはF1にとってアメリカに次いで2番目に重要な市場であるため、韓国への復帰は依然としてドメニカリの優先リストの上位にある。この地域でグランプリが開催されるのは日本、中国、シンガポールの3カ所だけだが、これではF1の商業パートナーの需要にとって不十分だと考えられている。

(Translation: AKARAG)

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