2024.02.28
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:公開前に情報が古くなってしまったNetflixのF1ドキュメンタリー
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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Netflixが制作したドキュメンタリー『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』のファンは、2月26日の金曜日に最新シリーズが公開される前から、現実によってストーリーのいくつかが不必要になっていることに失望している。
2023年のF1世界選手権中にすべての撮影が行われ、現実にもとづいた10の異なるストーリーが漠然とまとめられて編集と制作が行われたが、昨年末からグランプリ界を揺るがした3つの主要なストーリーによって期待は裏切られた。
第一に、予想外だったギュンター・シュタイナーのハース離脱によって、アメリカのドキュメンタリーの主要俳優のひとりが奪われた。シュタイナーの離脱は新シリーズのシーンのなかでは言及されていない。
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第二に、さらに重要なことだが、ルイス・ハミルトンがメルセデスに留まることがストーリーの中心となっているエピソード6で、彼のフェラーリ移籍の可能性が却下されている場面がある。
第三に、マックス・フェルスタッペンがNetflixへの協力を望まなかったためにシリーズであまり登場してこなかったレッドブルとクリスチャン・ホーナーは、今も完全な調和のもとにあるとされている。
今後数日でチーム代表の解任につながる可能性のあるスキャンダルが、3週間前の時点でさえ誰の視野にも入っていなかったからだ。実際、『Drive to Survive』シリーズのトレードマークであった作り上げられたドラマでさえ、過去2カ月の出来事と比較してみるとどうであろうか……。
ドレインカバーの問題再熱
(c)XPB Images
FIAの技術部門は、バーレーン・インターナショナル・サーキットでのプレシーズンセッション中に、テストが中断されることになったいくつかのインシデントを受けて、さまざまなサーキットのドレインカバーの固定方法に大きな関心を寄せている。これらのインシデントは、特にラスベガスGPのフリー走行1回目のセッション中にカルロス・サインツのフェラーリSF-23が同様の状況で修理不能なほどの損傷を受けてから、わずか3カ月後に発生している。
ドレインカバーの基準は、グランプリやテストセッションの開催資格であるグレード1サーキットのホモロゲーションとほぼ同じだが、FIAのシングルシーター担当ディレクターを務めるニコラス・トンバジスと彼のチームは、FIAのサーキット委員会とともに、新世代のグラウンドエフェクトF1マシンがトラック周辺の取り外し可能なドレインカバーにまったく異なる負担をかけていることに気づいた。高速走行時に、マシンは金属の構造物を地面から吸い上げることができるようになったのだ。もちろんこれは絶対に避けなければならないことだ。
問題なのは、ドレインカバーは本質的に取り外し可能でなければならないことだ。デブリが通り抜け、コースから水を排出させるシステムを詰まらせる可能性があるためだ。しかし最近の出来事から、排水カバーを地面に固定するために使用されている素材は、F1マシンが全速力で通過した際にカバーを所定の位置に留めておけるほど強力ではないことが明らかになった。現在の課題は、その場合でも固定できる材料と技術を見つけることだが、特に時間が非常に重要な要素となることを考えれば、これはFIAにとって簡単なことではない。シーズンが始まり、今年のチャンピオンシップではさらなる問題が起きることが予想されるためだ。
うわさの出処はポルシェ?
アウディがF1からの撤退を検討しているという根強いうわさを、ザウバーのチーム代表アレッサンドロ・アルンニ・ブラービはきっぱりと否定した。なぜなら、アルンニ・ブラービとその組織全体が、裏付けとなる事実がないにもかかわらず、ドイツ企業から一個人が離脱するという話にもとづいて、同じストーリーが何度も繰り返されることにうんざりし始めているからだ。
そのうわさは、バーレーンでプレシーズンが始まるやいなや、またニュースのヘッドラインを飾るようになった。そのためアルンニ・ブラービは再度、明確にうわさを一蹴しなければならなかったのだ。うわさは以前とまったく同じ情報源とメディアを通じて伝えられているようで、不満を抱いたポルシェのF1プロジェクトのメンバーが煽っているということを、ドイツの有力F1ジャーナリストを含むかなりの数の経験豊富な観測筋が認めている。
ポルシェのF1プロジェクトは、2026年からのレッドブルとの協業について合意に至ることができなかったため、中止された。これらのジャーナリストによると、ザウバーの新オーナーであるアウディがF1へグレードを上げたのにポルシェは失敗したため、両社のスポーツ部門間の激しいライバル関係はいっそう悪化し、今ではポルシェがうわさを広めてライバルのプログラムを頓挫させようとしているというのだ。
(Translation: AKARAG)
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