2024.04.13

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1のCEOドメニカリ「レース開催には政府レベルでの契約交渉が必要」


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、フランスGPのカレンダー復帰の話を断固として打ち切った。ドメニカリは、F1は今や政府レベルでの契約交渉しか受け入れておらず、現在のグランプリ開催の基準となっている要件を満たす手段を持たない民間のプロモーターや地方自治体との交渉は望んでいないと主張している。
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 フランスの『Canal+』によるジャン・アレジとのインタビューのなかで、元フェラーリのドライバーであるアレジがポール・リカール・サーキットの代表であることを明らかに認識しているドメニカリは、「フランスでグランプリを獲得するための契約は結婚のようなもので、少なくともふたりの同意者がいなければならない」と語った。

 そしてドメニカリは、「我々に必要なのはフランスからの関心だ。今日、F1グランプリを開催したいときには、多額の投資が必要だということをフランスに理解してもらう必要がある。政府とともに国家レベルで開催できるものだと考えている」と説明し、次のように指摘した。「日本に行くと、首相がいて、F1プロジェクトに参加している他のすべての人々がいる。なぜならF1は、世界中でその国を広める可能性を持っているからだ」

移籍してわずか3カ月でチーム離脱
(c)XPB Images
 昨年までスクーデリア・フェラーリの技術部門に所属していたデイビッド・サンチェスはマクラーレンを早足で通過し、ウォーキングに到着してからわずか3カ月後に離脱した。マクラーレンF1代表のアンドレア・ステラが過去12カ月に構築してきた新体制のなかにサンチェスの居場所はないということに、ふたりはすぐに同意したのだ。

 サンチェスの技術的理解は疑う余地がないが、フェラーリF1代表のフレデリック・バスールとアンドレア・ステラのふたりが、ともに仕事を始めてからすぐにサンチェスの起用を取りやめることを決めたという事実がある。そのことは、トップのF1チームが導入している近代的な体制のなかで活動するためのサンチェスの能力に疑問を投げかけている。

 1年前のバスールのように、ステラは今、サンチェスがテクニカルディレクターの業務において非常に個人主義的なアプローチをとっており、自分のアイデアや手法を押し付け、チームの他の上級テクニカルメンバーを平等に扱うことをまったく望んでいないことに気づいている。

 数カ月前にレッドブルからマクラーレンに移ったロブ・マーシャルとの対比は非常に明確だった。ベテランのイギリス人エンジニアであるマーシャルは、若手エンジニアとの対話にも完全に前向きであり、仕事に非常に実践的なアプローチをとっているが、サンチェスは一種の横並びの技術体制で仕事をしたくないと認めていた。

 サンチェスはマシンコンセプトとパフォーマンス部門を統括するために雇われたので、マーシャルと空力部門テクニカル・ディレクターであるピーター・プロドロモウの上に立ってある種のテクニカルディレクターを務めるのだと考えていた。ステラの視点からは、彼らは対等な技術リーダーであることが明らかになり、その前兆が見られると、サンチェスはすぐにマクラーレンを去り、F1で新しい仕事を見つけるために市場に出た。

実力を証明する必要があるリカルド
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 ダニエル・リカルドは、2016年から2018年にかけてマックス・フェルスタッペンのチームメイトだったとき、フェルスタッペンをてこずらせるほどのドライバーだった。今でも同じレベルのドライバーであることをレッドブル上層部に証明するために、彼にはあと2回のグランプリが残されている。

 中国GPではリカルドに新しいシャシーが託される。リカルドは、チームメイトの角田裕毅と同じラップタイムを刻むことができないのは、マシンに隠された問題があるからだと考えている。チームの当初の計画により実現した、パフォーマンスディレクターのアラン・パーメインが「うれしい偶然」と呼んだ3台目のシャシーは、以前より上海のイベントに投入することが予定されていた。

 パーメインは鈴鹿で次のように語った。「新しいシャシーが1台できたのはうれしい偶然だ。そして、これを裕毅に与えるのは意味がない。ダニエルに与えるのが理にかなっている」とパーメインは説明した。

 以前はルノーで上級職を務めていたパーメインは、「彼の問題のためにシャシーを投入するのではない。それについてはっきりさせておこう。すべてがうまく組み合わさったのだ」と主張し、「これがパフォーマンスの差別化要因とは考えていないし、ドライバーを乗せたり降ろしたりしたいとも考えていない」と明言した上で、「ダニエルの現在のマシンに問題がある可能性は低い」と結論付けた。

 リアム・ローソンが待ち構えているため、リカルドは少なくとも若い角田がレースをしたことのない上海で彼と肩を並べるか、極力勝たなければならない。マイアミでも同様だ。しかし、鈴鹿での予選でほとんど差はなかったものの、ふたりの間のギャップがシーズンの最初の3戦と同じくらい大きい場合、リカルドはチームを失い、エミリア・ロマーニャGP以降は若きニュージーランド人のローソンが取って代わることになっている。

(Translation: AKARAG)

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