2024.04.19
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1にも導入が計画されるAI技術
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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F1は今週、新たな領域へと足を踏み入れた。キック・ザウバーのドライバーである周冠宇のデジタルアバターが上海のイベントでデビューすることになり、人工知能とスポーツが新たな種類の統合を果たすのだ。
アバターの開発元であり、中国のAI大手である『SenseTime』社も、4月にリリース予定の「GPT4よりも強力な」アップグレードされたAIモデルを含む計画を明らかにした。SenseTime社は声明の中で、同社とAI技術パートナーのキック・ザウバーは、AIを活用してチームの意志決定プロセスとレース戦略の最適化を支援すると述べている。これにより、レース中瞬時に戦術を迅速かつ効果的に調整できるようになると、両者は上海で語った。
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ハイライトは、SenseTime社が開発した周のデジタルアバター『Xiao Zhou』だ。彼は教育的なF1レースコンテンツとインテリジェントなイベント解説を提供し、ファンとの魅力的な交流を生み出す。周は、この分野のパイオニアとなることを非常に誇りに思っており、次のように語った。
「中国人レーサーと中国のテクノロジーは、世界の舞台で輝いている。それは刺激的であり、僕個人にとっては大きな誇りでもある。SenseTime社が僕たちのチームと僕自身に最も大きく貢献したのは、主要なAI技術の導入だと考えている。それにより僕たちのレース戦略が大幅に最適化された」
レース数増加でロジスティクスも限界
(c)XPB Images
多忙なスケジュールについてすべてを知り尽くしている人物がいるとすれば、それは1978年のF1世界チャンピオンであるマリオ・アンドレッティだ。彼は1970年代にF1でフルタイムでレースをしながらインディカーにも参戦し、伝説的なコンコルドに最も頻繁に搭乗したひとりだ。
現在84歳の彼は、24戦からなる長いスケジュールはチームにとって過酷すぎると警告している。アンドレッティは次のように説明した。
「ドライバーたちは会場にたどり着くことができるが、問題はドライバーではない。実際のところドライバーとしては、レースは多ければ多いほどよいと思っていた。これ以上レース増やすのをやめようとは言わなかった」
「当時、コンコルドで3時間20分もあれば大陸を横断できた。最近では移動が少し変わってきているが、問題となっているのはチームを動かすためのロジスティクスだ」
そしてアンドレッティは次のように付け加えた。「大事なのはチームであり、チームメンバーやメカニック、現地にいなければならない全員の人生だ。彼らはレースの週末だけでなく、準備やすべてにおいて、そこにいなければならない。注意を払う必要があるのは、ロジスティクスだ」
訴えが継続している1981年、2008年のF1タイトル
(c)XPB Images
シンガポールGPで起きた出来事のために2008年のタイトルを失ったという見解を持ち、補償を求めるフェリペ・マッサが、FIA、F1、バーニー・エクレストンに対して起こしている裁判を注視するなかで、カルロス・ロイテマンの娘のコーラは、亡き父が1981年シーズンの世界チャンピオンだと認められるよう、彼女の行っているキャンペーンを強化した。
1年前、マッサの主張が公になった後、コーラ・ロイテマンはソーシャルメディアのメッセージで、カルロス・ロイテマンを1981年の世界チャンピオンとして認めるようFIAに促し、ブラバムがシーズン序盤に違法なマシンを走らせた十分な証拠があると主張した。しかし何の対応も行われなかったため、彼女はそのことを連盟に知らせるためにFIA会長のモハメド・ビン・スライエムに手紙を送った。
「ここにアルゼンチンの私の弁護士がスペイン語で書いた手紙をお送りします。これにより、私の父カルロス・アルベルト・ロイテマンを1981年F1世界チャンピオンとして認定することを求める要請を行います。お望みであれば、あなたは世界中の報道で、このテーマについてより多くの情報を見つけることができるでしょう」
かつてF1カメラマンを経験したことがあるコーラは、「ビン・スライエム会長の子息の悲劇的な死の数日前にこの状況全体が明るみに出たので、会長に敬意を払い、アプローチを慎重に待ちました」と語った。現在、カルロス・ロイテマンの娘は、FIAからどのような反応があるか様子を見てから次に取るべき手段を決めるつもりだ。
(Translation: AKARAG)
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