2025.03.01

【総合リザルト】3日間のトップはサインツ。例年よりも気温の低いテストに/2025年F1プレシーズンテスト


2025年F1プレシーズンテスト2日目 カルロス・サインツ(ウイリアムズ)
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 2月26日〜28日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで2025年シーズンのF1プレシーズンテストが行われた。

 今回のテストでは、全6種類のスリックタイヤが持ち込まれ、走行は4時間のセッションが1日2回行われた。毎日異なるドライバーがトップタイムを記録したが、3日間の総合トップタイムをマークしたのはカルロス・サインツ(ウイリアムズ)で、2日目にC3タイヤで1分29秒348を記録した。総合2番手はルイス・ハミルトン(フェラーリ)で、タイムは1分29秒379(C3/2日目)。チームメイトのシャルル・ルクレールが1分29秒431(C3/2日目)で3番手に続いた。

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2025年F1プレシーズンテスト2日目 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 バーレーンではテスト初日と2日目に雨が降り、また例年よりも気温が低かった。そのためピレリのモータースポーツディレクターを務めるマリオ・イゾラは、テスト結果を照らし合わせることのできる過去のデータがなかったため、分析作業はいつも以上に難しかったとコメントした。

「C3タイヤとC2タイヤのデータが最も多く、C1はわずかに少なかったが、バーレーンGPで通常使用されるタイヤを考えれば、これは予想通りだった。C4タイヤは数周しか走っておらず、フェラーリとウイリアムズだけが選択したC5とC6は使用されなかった」

「我々が見た限り、C2タイヤは予想通りの挙動を示した。昨年以上にC1タイヤから遠ざかり、よりC3タイヤに近づいたことを確認した。最も硬いコンパウンドのタイヤはこの気温では少し苦戦したが、C3タイヤはこのレンジのなかで最も万能であることが証明された」

「最も硬い3種類のコンパウンドのデグラデーション(劣化)については、気温が低かったため最小限だった。今日(テスト3日目)はわずかに気温が上がったので劣化は少し進んだが、著しいものではなかった」

 3日間のプレシーズンテストが終了し、2025年シーズンのF1は、3月14〜16日にオーストラリアのメルボルンで開幕戦を迎える。

角田裕毅(レーシングブルズ)
2025年F1プレシーズンテスト3日目 角田裕毅(レーシングブルズ)

■2025年F1プレシーズンテスト 総合タイム結果

PosNo.DriverTeamTimeTyreDay
155C.サインツウイリアムズ1'29.348C32
244L.ハミルトンフェラーリ1'29.379C32
316C.ルクレールフェラーリ1'29.431C32
463G.ラッセルメルセデス1'29.545C33
51M.フェルスタッペンレッドブル1'29.566C33
623A.アルボンウイリアムズ1'29.650C43
712A.アントネッリメルセデス1'29.784C32
881O.ピアストリマクラーレン1'29.940C33
910P.ガスリーアルピーヌ1'30.040C33
1018L.ストロールアストンマーティン1'30.229C32
1130L.ローソンレッドブル1'30.252C32
127J.ドゥーハンアルピーヌ1'30.368C32
134L.ノリスマクラーレン1'30.430C31
1422角田裕毅レーシングブルズ1'30.497C33
156I.ハジャルレーシングブルズ1'30.675C42
1614F.アロンソアストンマーティン1'30.700C32
1731E.オコンハース1'30.728C43
185G.ボルトレートキック・ザウバー1'31.057C32
1927N.ヒュルケンベルグキック・ザウバー1'31.457C32
2087O.ベアマンハース1'32.361C33


(autosport web)

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