2025.10.21

「ギャップに安心できたことは一度もない」「マシンにはまだ引き出せるポテンシャルがある」/F1第19戦決勝コメント(2)


2025年F1第19戦アメリカGP表彰式 左から2位ランド・ノリス(マクラーレン)、優勝マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、クリス・ジェント(レッドブル チーフメカニック)、3位シャルル・ルクレール(フェラーリ)
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 2025年F1第19戦アメリカGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーたちが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッド)、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)だ。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(56周/56周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第19戦アメリカGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

「少し厄介なレースだった。昨日と同様、ペースに苦しんだ。ひとつ順位を上げることができたのはポジティブな点と言えるが、そこからさらに上がるのは難しかった。望んでいた週末ではなかったが、見直しを行い、来週末には立て直したい」

(ノリスとフェルスタッペンがポイント差を縮めてきていることに、大きな脅威を感じているかと聞かれ)「明らかにマックスは迫ってきているし、ランドもそうだ。でも、他とのギャップについて安心できたことは一度もなかった。確かに、ある時点では比較的大きかったけれど、リラックスしたり、のんびりできると感じた瞬間は一度もなかったんだ」

「僕のメンタリティは変わっていないし、今後も変わることはない。毎週末、自分ができる最高の仕事をすることを目指すだけだ。そうすれば、結果は自ずとついてくる」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=4位(56周/56周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
2025年F1第19戦アメリカGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

「全体的に生産的な日曜日だった。チームにとって強力な結果を出し、それなりにポイントを稼ぐことができた」

「最初のスティントは励みになるもので、3位争いに加わっていたが、ピットストップ後、上位3台との差を詰めるのが難しくなった」

「週末全体としてはポジティブだったと思う。チームとして進歩していることが示され、SF-25にはまだ引き出せるポテンシャルがあることが確認された。週末を通じて素晴らしいエネルギーをもたらしてくれた、ここにいるすべてのファンに感謝する」

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=3位(56周/56周)
3番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム

シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2025年F1第19戦アメリカGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が3位を獲得

「今週末の結果には満足している。フリー走行1回目にはトラブルが出て、つまずいたが、スプリント予選とスプリントレースで前進し、予選で堅実な結果を出した。そうして仕事に集中し続けた結果、表彰台という報酬を得ることができた。僕たちは素晴らしいリカバリーを果たしたと思う」

「今日は比較的アグレッシブな戦略を採用した。僕の目標は、スタートでポジションを上げることだった。グリッドに到着した時、ソフトタイヤを履いているのは自分だけだったので、リスキーな戦略に思えたが、最終的にはそれが功を奏した」

「チームは良い仕事をしてくれた。今シーズン終盤に向けて、この勢いを維持できるよう全力を尽くす」

(レース終了直後のインタビューで語り)「スタート時に自分だけがソフトタイヤを履いているのを見て、少し不安になった。でも、それが多少リスキーな選択であることは最初から分かっていた」

「ソフトタイヤを使ってフリーエアを得ようと考えていた。前に2台いたのでかなり楽観的な考えではあったが、それが僕たちの試みだった」

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=2位(56周/56周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

ランド・ノリス(マクラーレン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2025年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)

「興味深いレースで、シャルルとは良いバトルができた。ただ、追い抜くのに少し時間がかかりすぎてしまい、その結果、2位で満足せざるを得なかった」

「厳しい戦いだったが、戦略は良く、最終的にうまく機能した。今は完全にメキシコに集中している。次戦、自分ができる最高の仕事をするだけだ」

(レース後のインタビューで語り)「シャルルは素晴らしいレースをした。僕としては2位を受け入れるしかない。これ以上できることはあまりなかった」

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位(56周/56周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

マックス・フェルスタッペンの優勝と角田裕毅の入賞を祝うレッドブル
2025年F1第19戦アメリカGP マックス・フェルスタッペンの優勝と角田裕毅の入賞を祝うレッドブル

「完璧な週末だった。今日は、スタートが鍵だったと思う。ペースは魔法のように素晴らしいわけではなかったが、最初のスティントで良いスタートを切ることができた」

「シャルルが自分とランドの間に入ってくれたことが大いに助けになった。ランドはクリーンエアに入るとすぐに、かなりの速さを発揮したんだ」

「タイヤが少しオーバーヒート気味だったものの、全力を尽くして、できるだけうまくタイヤをマネジメントしようと努力した」

「このパフォーマンスは、シーズン最後までタイトル争いをするために必要なものだった。チームは素晴らしい仕事をしてくれており、僕も楽しんでいるし、皆にとってエキサイティングな週末だった」

「マシンのパフォーマンスが向上している。この勢いを維持する必要がある。今回は、最大限のポイントを獲得することができた。シーズンの終わりまで、こういう完璧な週末を続けていかなければならない。また勝つことができてとてもうれしいよ」

(レース直後のインタビューで、5度目のタイトル獲得のチャンスが今年あると思うかと聞かれ)「もちろんだ。チャンスはある。シーズンの終わりまで、最近の週末のような成果を出せるように努力するだけだ。少なくとも、できることは何でもやってみるつもりだよ」



(Text : autosport web)

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