F1日本GPでの予選規定が修正。ドライバーたちの懸念を受け、エネルギーマネジメントの必要性を低減へ
FIAは、F1第3戦日本GP前の木曜、同グランプリでの予選規定を修正することを発表した。FIA、F1全11チームおよび全パワーユニットマニュファクチャラーが協議した結果、エネルギーマネジメントについての規定に小規模な修正を加えることに合意したという。
2026年のF1では、過度なエネルギーマネジメントを強いられることが問題視されており、なかでも予選ですら、リフト・アンド・コースト(加速を緩めて惰性で走る動作)やスーパークリッピング(内燃エンジンの出力で、MGU-Kを回生モードにしてバッテリーを充電する)が必要とされることへの懸念が示されていた。こうした声を受けて、鈴鹿の予選での1周あたりの回生エネルギーの上限を引き下げることに、全パワーユニットマニュファクチャラーが合意したということだ。
当初、日本GPでは1周あたり9MJのリチャージ(回生)が許可されていたが、これが8MJへと引き下げられることが決定した。回生可能なエネルギー量が減ると、ドライバーがエネルギー回収を行う必要性が軽減される。

FIAは、3月26日、「日本GP予選におけるエネルギーマネジメントのパラメータ調整について、すべてのパワーユニットマニュファクチャラーの全会一致の支持をもって、合意に至った」としたうえで、以下のような声明を発表した。
「FIA、F1チーム、およびパワーユニットマニュファクチャラーの間での協議を経て、日本GPの予選におけるエネルギーマネジメントのパラメータに関する小規模な調整が、すべてのパワーユニットマニュファクチャラーの全会一致の支持をもって合意された」
「今週末の予選において、エネルギーデプロイメントとドライバーのパフォーマンスとの意図されたバランスを維持するため、許可されるエネルギーリチャージ(回生)の最大量が9.0MJから8.0MJへと引き下げられる」
「この調整は、予選をパフォーマンスの競い合いとして維持することの重要性を強調してきたドライバーおよびチームからのフィードバックを反映したものである」
「FIAは、2026年規則下での序盤イベントが運用面で成功を収めたことを確認している。今回の的を絞った微調整は、新たな規則体系が実環境においてさらに検証されるなかで最適化を進める、通常のプロセスの一環である」
「FIAはF1チームおよびパワーユニットマニュファクチャラーとともに、エネルギーマネジメントの進化を引き続き受け入れ、今後数週間にわたりさらなる議論を予定している」