2022.06.29

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:賛同はわずか2チーム。懸念を払しょくできないマイケル・アンドレッティのF1参戦計画


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 マイケル・アンドレッティがカナダのモントリオールを訪れたのは、彼のチームが2024年から世界選手権に参入することを受け入れるようF1の既存10チームを説得するための、さらなるステップだった。

 しかし5月初旬のマイアミ訪問時と同様に、今回の新たな会合も実を結ぶことはなかった。10チーム中8チームはアンドレッティの計画に懐疑的であり、彼のグランプリレース参入への努力を支持しているのはアルピーヌとマクラーレンだけだった。
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 アルピーヌのオットマー・サフナウアーは、アンドレッティの試みを積極的に支援しようとしており、アンドレッティがウイリアムズのヨースト・カピートとアルファロメオのフレデリック・バスールに支持を求めに会いに行く際も同行した。

 しかしサフナウアーは何も得ることなく自チームのモーターホームに戻った。2チームはアンドレッティの参入に反対のままだったのだ。バスールは次のように述べている。「F1の収益を希薄化する前に、スポーツを強化してもっとマニュファクチャラーを引きつける必要がある。その後で、関係者全員がF1にとって有益だと合意すれば、グリッドにあと1、2チームを迎えらえる状態になるだろう」

中国GPの開催日程に頭を悩ませるドメニカリ
(c)■news_photo_text■XPB Images
 中国GPのプロモーターは、サマーブレイク前に来年の世界選手権カレンダーを必死にまとめ上げようとしているステファノ・ドメニカリを、大いに苦しめている。

 これまでチームはハンガリーGPの時点で暫定カレンダーを渡されていた。最終版については9月に世界モータースポーツ評議会が承認する。しかしJuss Event社が、中国が来年は国際的なイベント開催に前向きであると主張し、上海でのレースを10月中旬に移すよう要求していることがドメニカリにとって問題となっている。

 サマーブレイク後にそれほど多くのレースを開催することはできないのだ。スパ・フランコルシャン、ザントフォールト、モンツァ、シンガポール、鈴鹿、オースティン、メキシコシティ、インテルラゴス、ロサイル、アブダビはすべて、従来の日程を維持したいと考えている。

 また各チームは、大陸をまたがってのトリプルヘッダーについては断固反対している。ドメニカリの唯一の手は、ベルギーかオランダに5月か6月のレース開催を承諾させることだが、天候の懸念からどちらもその案を歓迎することはないだろう。

 上海が比較的高額の開催権料を払い、また中国市場が重要であるとしても、ドメニカリは中国のレースを2023年は外し、2024年の早い時期に組み込むことを選ぶと思われる。その時期はバーレーンとサウジアラビアがラマダンとレースの重複を避けるために、4月後半に日程を動かさなければならないのだ。

ニースでのフランスGPが早くも頓挫か
 ニース市がフランスGPを開催するという暫定的な計画は、物事が正式に動き出す前からすでにふたつの難題にぶつかっている。ニースのサン・ティジドール地区にストリートサーキットを設計することを目指すという計画を、市長のクリスチャン・エストロシがフランスのテレビに話した途端、地元住民はすぐさまプロジェクトを非難し、レース開催を阻止するための法的措置と、準備を行わせないための直接的な行動の両方をとる意志を示したのだ。

 2番目の問題は、中心となるアリアンツ・リビエラ地区にある。そこは地元サッカークラブがホームゲームを行っており、トラムが通っている。そこにはパドックとして利用できるような空き地が隣接しているのだが、スタジアムを通り過ぎるようにグランプリを開催するには、トラム路線を撤去しなければならない。

 それは絶対に実現することではない。ニース・コート・ダジュール国際空港から北にまっすぐのところにあるサン・ティジドール地区は、道路交通量を大幅に削減するために公共交通機関のトラムに依存しているのだ。したがって、他の多くのプロジェクトと同様に、ニースでのストリートレースの計画も今のところは見込みが薄いようだ……。

(Translation: AKARAG)

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