2022.07.13
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:F1チーム代表、FIA会長の“わがまま”に困惑
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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F1チーム代表とF1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリはレッドブルリンクに到着した際、FIAがフォーミュラ・ワン・コミッションの会議を金曜日の午前11時に予定していることを知らされて困惑した。
予想よりも2時間遅く、しかも場所はいつものFIAのモーターホームやその地域最大のホテルでもなかった。非常に重要なFP1セッションは午後1時半から始まるので、チームはもっと早い時間からの会議開催を求めたが、FIA会長のビン・スライエムからは次のように言われただけだった。「私は午前10時前には起きないので、それより早く会うことはできない」
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その後、妥協案が成立して、会議は午前10時からシュピールベルクの城で始まった。数人のチーム代表によると、ビン・スライエムは正直なのか、もしくはどれだけ無理を言えるかどうかを知るために力を誇示してみたのか、まったく分からないという。
一部のチーム代表は、コースでの走行開始間際に会議を始めるのは、この会議の最大の争点の予算制限について早く決めさせようとする巧みな策略だったと考えている。そういうことなら、ビン・スライエムの計画はうまくいったことになる。数カ月に及ぶ果てしない交渉の末、各チームは予算制限の上限額を少し増やすことで合意したのだ。
長年の夢を実現
87歳のポルトガル人ファンがシュピールベルクで注目を浴び、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテル、シャルル・ルクレールらと土曜日に対面した。ポルトガル出身の女性マリリアは、1958年に彼女が住む街のストリートで開催されたポルトガルGPを観たことを鮮明に覚えている。
数カ月前にマリリアの息子は、ポルトガルで放映権を持つテレビ局『Sport TV』との電話に彼女を出させ、彼女はシルバーストンでルイス・ハミルトンに会うのが夢だと明かして、一躍脚光を浴びた。ポルトガルのソーシャルメディアの影響は非常に強く、『Sport TV』は彼女の夢を叶えようとしたが、F1は彼女にオーストリアGPのパドックパスを渡すことしかできなかった。
そのため計画から1週間後に彼女は家族とともにオーストリアに飛び、土曜日にメルセデスのモーターホームで彼女のヒーローと対面することになった。それより前に彼女のことはパドックに知れわたっていた。彼女はルクレールと少しだけ会い、アストンマーティンとアルピーヌでガレージツアーに招かれ、驚いたアロンソと時間を過ごし、午後7時5分にハミルトンが待つメルセデスのモーターホームに入った。
この3チームはすべてソーシャルメディア上でこれらの出会いを公表し、ファンの熱意が純粋で根強いものであることが伝わると、F1パドックでは多くの善意が寄せられることを示した。
レッドブルのJet Busデモランでハプニング
(c)■news_photo_text■Red Bull
オーストリアGPは週末を通して素晴らしいショーが繰り広げられるのが恒例だ。レッドブルによるエアショーや、バイクやクルマに乗るスタントマンによるイベント、また、豪華ゲストによるF1マシンのデモランも行われる。今年も例外ではなかった。