2022.08.03

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:悪夢のような敗北を喫したフェラーリ、母国イタリアで総バッシング


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 フェラーリはスタッフに対し、月曜日に新聞を買ったりオンラインでニュースをチェックしたりしないよう忠告したかもしれない。ハンガリーGPでフェラーリが喫した予期せぬ屈辱的な敗北によって、チームとマッティア・ビノット、そしてチーフストラテジストのイニャキ・ルエダに対する非難がソーシャルメディア上で噴出しているだけでなく、イタリアの主要メディアの第一面も同様の状態なのだ。
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 イタリアの有力スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』には「技術トラブル、ミス、あやふやな戦略、フェラーリの夢はどのように消えていくか」と書かれており、ライバル紙であるローマの『Corriere dello Sport』は、日曜日の悪夢のような結果について、チーム代表が発したフレーズのひとつを使ってこのように書き立てた。「ビノット:これは失敗だ」

 政治や他のテーマにより焦点を当てている日刊紙でさえ、ハンガリーGPを第一面に持ってきた。『Corriere』には次のようにある。「フェラーリの過ちのすべて。いかにこの戦略がルクレールのレースを台無しにしたか」

 一方、イタリアで最も権威ある新聞『Repubblica』は、フェラーリのオーナーがレース後に投稿したツイートに注目して次のように書いた。「怒り心頭のエルカーン」

 また、フィアットグループの傘下にあるトリノの『La Stampa』でさえ、フェラーリがブダペストで失態を連発したことを明らかにし、「フェラーリ事件」という見出しをつけている。ビノットとチーム全員にとって幸いなことに、彼らは夏季休暇に入っている。また、イタリアはフェラゴストとして知られる期間に入り、事実上2週間の休暇が始まっているので、プレッシャーはすぐに消えるだろう。しかしベルギーGPの準備が始まると怒りは再燃するかもしれない。

2024年スペックタイヤの準備を進めるピレリ
(c)■news_photo_text■XPB Images
 ピレリは、初日に雨が降らなければ鈴鹿での日本GPとオースティンでのアメリカGPの両方で、全チームに2セットの2024年スペックタイヤを試用のため供給することを認めた。ピレリのレーシングディレクターのマリオ・イゾラは、ブダペストで次のように語った。

「今回は、すべてのチームとドライバーに同じプロトタイプを供給することはしない。多くの異なるコンストラクションとコンパウンドがあるので、ランダムにチームに供給する。各チームは1日のセッションのなかでさまざまな燃料量で走行して、我々の望むフィードバックを与えてほしい」

 またイゾラは次のように説明した。「契約では2023年のタイヤスペックを9月1日までにチームに提出しなければならない。そのため2023年スペックのタイヤについては、ハンガロリンクでグランプリ後に行っている2日間の走行で確定させるつもりだ。そうしてから日本とアメリカに向かう。この2レースで実験するタイヤが2024年まで使用するプロトタイプであるのは、それが理由だ。テストを前倒しする必要がある。来年は24戦が予定されており、スケジュールが非常にタイトになることが分かっているので、テストのための時間は誰にとってもそう多くは残されていない」

コバライネンが久しぶりにF1会場へ
(c)■news_photo_text■XPB Images
 ヘイキ・コバライネンは、2013年シーズン最後の2戦で同胞のキミ・ライコネンの代役を務めて以来、初めてグランプリ会場で週末を過ごした。コバライネンは母国フィンランドに向けた公式F1放送局『Viaplay』の解説者を務めたのだ。

 2008年に唯一のグランプリ優勝を飾った場所で、コバライネンは次のように認めた。「全体的な雰囲気はすっかり変わった。何よりも新型コロナウイルスの影響だと思うが、明らかに新しい世代のファンもいるからだろうね」

 現在はラリーに参戦中の熱心なレーサーであり、好人物のコバライネンは次のように語った。「日本選手権での自分のパフォーマンスにはとても満足しているが、11月のラリー・ジャパンで、世界最高のドライバーたちと戦い、自分自身を彼らと比較するのを楽しみにしている。彼らには大いに手こずらされると予想している。特にルートの3分の2は知らないところだからね。でも知っているルートでの自分を彼らと比較評価してみたい。そうなると全ステージのだいたい3分の1になるね。大きな気づきになるかもしれないけれど、早く知りたくてたまらないよ」

(Translation: AKARAG)

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