2022.08.18

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:アロンソ移籍発表の裏にルノーの元チーム代表ブリアトーレの影


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 F1の陰謀論者たちは、フェルナンド・アロンソの発表以来大いに楽しんでいる。アルピーヌも驚かされたことだが、アロンソは来年アストンマーティンに移籍することを発表した。そして2023年のエステバン・オコンのチームメイトとして発表されたオスカー・ピアストリはその数時間後に、アルピーヌでアロンソの後任にはならないとすぐに否定したのだ。
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 アロンソと20年来の親友であるマーク・ウエーバーはピアストリのマネージャーを務めているが、アロンソのマネジメントを今も手がけるフラビオ・ブリアトーレとビジネス上のつながりがあり、ウエーバーのキャリアは引退するまでブリアトーレに導かれていたという事実がある。

 そのことから多くの人々が、ベネトンとルノーのチーム代表を務めたブリアトーレがすべてを仕組んだと考えるようになった。2008年のシンガポールGPを台無しにした『クラッシュゲート事件』で果たした役割により、2009年夏にチームを追放されたブリアトーレの復讐だというのだ。

 またアロンソは、アルピーヌがピアストリを2024年に起用するために、アロンソに1年契約のオファーしかしなかったことに腹を立てていたことから、ブリアトーレは元のチームに打撃を与えるための一石二鳥の絶好のチャンスを得たはずだった。ウエーバーとピアストリについては、マクラーレンがアルピーヌとの契約よりもはるかに有利な契約をオファーした気配があり、そうなれば彼らはさらなる報酬を得ることができる。一方のブリアトーレはアルピーヌに仕返しをし、アロンソは明らかに侮辱的な冷遇と考えられる扱いに対して復讐したというわけだ。

育成ドライバーにシートを用意できないアルファロメオ
(c)■news_photo_text■XPB Images
 フレデリック・バスールとアルファロメオは今年の終わりに厳しい選択を迫られている。周冠宇は予想以上の活躍を見せ、ほぼすべてのレースでスピードを出してポイントを獲得しており、予選ではバルテリ・ボッタスにどんどん近づいている。バスールにとって周の契約を延長することは考えるまでもないことだが、そうすると、テストドライバーのテオ・プルシェールは、本人が最後だと認めているFIA F2シーズンの終わりにどこにも行き場がなくなってしまう。プルシェールはFIA F2第10戦ブダペスト終了時点でドライバーズランキング2位に位置している。

「これがF2での僕の最後のシーズンだ。次のシーズンはやらない。経済的に不可能なんだ。良い解決策ではない。ドライバーにとって選手権は2シーズンで十分だ。そしてF1に行けないとしたら、自分がどうするかは分からない。周囲の人たちとそのことについては考えてこなかった。様子を見ることになる。いくつかチャンスがあるかもしれない。僕が分かっていることは、F2であと4戦が残っていることだけだ。後のことはそのうち分かるだろう」

 バスールはまた、「F1に行きたければ、F2の2年目でタイトルを獲るべきだ」との考えで、プルシェールがF2で3シーズン目を迎えることを望んでいない。そのため、バスールはプルシェールに2024年のアルファロメオでの契約を確約したうえで何度かのFP1セッションを含むプログラムを提供するか、そのキャリアに自身もかなりの資金を投じたプルシェールを手放すしかなくなるだろう。

F1への未来が閉ざされたニック・デ・フリース
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 2022年はウイリアムズのオファーで第6戦スペインGPのフリー走行1回目に出走したニック・デ・フリースだが、彼の未来はF1以外の場所にあるようだ。メルセデスは先週末にフォーミュラEから撤退したため、トト・ウォルフはデ・フリースのF1参戦を支援する意向を示していた。

 しかしデ・フリースは、チャンピオンシップを争うチームメイトのストフェル・バンドーンを選手権の終盤に助けようとしなかった。それでもバンドーンはタイトルを獲得したが、このことで元F2王者デ・フリースに対するウォルフの熱意は冷めてしまった。

 そのうえ、ウイリアムズはチームに財政支援を持ち込める競争力のあるドライバーを探している。デ・フリースには個人スポンサーがついておらず、メルセデスはパワーユニットとギヤボックスの価格を下げることに乗り気ではない。ヨースト・カピートは、スペインGPのFP1でデ・フリースが良い仕事をしてみせたにもかかわらず、彼を起用することにあまり関心がない。

 デ・フリースの2023年の計画は、WEC世界耐久選手権でトヨタのフルタイムのシートを獲得するとともに、マセラティの新フォーミュラEチームへ移籍することとなり、F1の夢は永久に封印することになりそうだ。

(Translation: AKARAG)

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