2022.08.24

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:ベッテル、F1引退後も各レース界で引く手あまた


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 インディカーのチームと、ハイパーカーカテゴリーが本格化した時点でWEC世界耐久選手権へのエントリーを目論むいくつかのマニュファクチャラー、そしてフォーミュラEのチームまでもが、セバスチャン・ベッテルに接触してレースを継続する意向について尋ねている。ベッテルは今年末でF1から引退することを発表しているためだ。
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 ボビー・レイホールのチームは、4度のF1世界チャンピオンであるベッテルに対し、すでにロード・アメリカでのテストをオファーしている。チームのレギュラードライバーのグラハム・レイホールによると「インディカーのマシンでドライブするのがどれだけ楽しいか本物の感触を得てもらうためだ」ということだが、2023年にフルタイムのシートをオファーできる立場にはないようだ。

 レイホール、クリスチャン・ルンガー、ジャック・ハーベイは全員同チームでレースをすることになっているのだ。しかしベッテルはレース外のプロジェクトに集中していくために、パートタイム参戦のみを受け入れる可能性が高い。

 インディカーでの小規模なプログラムは彼にとって魅力的だろう。WECについては4つのマニュファクチャラーが参戦し、最大で8戦しか予定されていないため、これもベッテルにとっては興味深い選択肢になるだろう。フォーミュラEについては空席がまだ多くあるものの、同じようにはいかない。13ラウンドで18レースが行われるシーズンは1月14日に開幕するので、ベッテルを引きつけるには、少なくとも2023年のプログラムは急すぎるだろう。

レース開催が危うい中国GP
(c)■news_photo_text■XPB Images
 F1がリバティ・メディアに買収されて以来、F1カレンダーの決定には地政学がますます大きな役割を果たしている。40年にわたってF1は、バーニー・エクレストンが彼自身とチームとスポーツにとって最良の取引だと考える場所ならどこででもレースをしたが、アメリカ企業がオーナーとなってから状況は変化している。

 ロシアGPの中止はもちろん考えるまでもないことだ。しかし2020年に初開催の予定だったレースが新型コロナウイルスによって中止となったベトナムについて、同国を除外する判断が下されたことに関しては、COVIDを超えたところでひそかに政治的圧力がかかっていた。

 現在、2023年にグランプリを呼び戻そうとする中国の試みが主にふたつの理由から大きく阻まれている。ひとつ目は、中国が武漢で発生した新型コロナウイルスの大流行をまだ制御できていないことだ。したがってレース主催者は、32カ月前に始まったこの問題を中国政府が解決できるように1年以上の時間を与えるべく、F1に2023年10月の日程を割り当てるよう依頼している。

 ふたつ目は、台湾海峡の平和を脅かす大きな緊張があることから、アメリカが中国で行われるあらゆるイベントへ市民や企業が参加することを阻止しようとしていることだ。そのためリバティ・メディアは、緊張がありながらも平和という以前の正常な状態に戻るまで、しばらくのあいだ中国GPを諦めなければならないかもしれない。

不透明なミック・シューマッハーの将来
(c)■news_photo_text■XPB Images
 ミック・シューマッハーの今後については、多くのうわさがある。シューマッハーが3シーズン連続でハースに留まると指摘する向きもあるし、より最近では2023年に彼がアルピーヌでフェルナンド・アロンソの後任になると示唆する話もある。また、一部ではWECのプログラムに移るだろうということも言われている。こうしたうわさに共通しているのは、ミックの叔父ラルフが売り込んだ話だということだ。

 ラルフはドイツでF1放映権を持つ有料テレビチャンネル『Sky Deutschland』の解説者を務めている。ウイリアムズから6回のグランプリ優勝を果たしたラルフは、テレビチャンネルにおける彼の持ち場だけでなく、ドイツ、オーストリア、スイスの出版社やウェブサイトのインタビューも利用して、若いミックが引く手あまたのドライバーであるという考えを披露している。

 しかし証拠は完全に異なる方向を指している。一部のより鋭いドイツ人ファンはその傾向を無視できず、彼らは今ではラルフ・シューマッハーのF1解説者としての能力についてソーシャルメディア上で公に不満を漏らしている。なかには、解説者の役割は、同じチャンネルで時折仕事をしているティモ・グロックに任せるべきだと示唆する者もいる。

(Translation: AKARAG)

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