2022.08.31

【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:FIA、2023年に向け複雑なグリッドペナルティ規則を簡素化へ


(c)XPB Images
 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 スパ・フランコルシャンでFIAのテクニカルディレクターを務めるニコラス・トンバジスは、F1が2023年のチャンピオンシップまでに、グリッドペナルティに関する規則を整備すると語った。グリッドペナルティは、ドライバーが割り当て以上の数のギヤボックス、パワーユニットエレメント、エキゾーストを使用したときに科せられる。
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 トンバジスは、予選で最速だったドライバーが14番手からスタートすることでファンが混乱する可能性を否定し、「ある程度の数を超えてパワーユニットを使用できないことは誰もが理解している」と語った。

 また、「レギュレーションが戦略的に利用されているケースをかなり目にしてきた。F1チームがそうすることが予想されるので、グリッドペナルティに関してレギュレーションに変更を加えることになるだろう。レギュレーションの文言を簡素にして、誰もが理解できるようにするのだ」とトンバジスは説明し、次のように認めた。

「ペナルティは科さなければならない。そうでなければ誰もが割り当て以上の数を使用するだろう。世界のニュースファンやテレビ放送局はありがたく思うだろう。多くのドライバーがペナルティを受けた場合、誰がどのグリッド順につけるのかという計算を忙しい予選セッション中に行うのは、非常に困難だからだ。スパ・フランコルシャンでは、実に40パーセントのドライバーがペナルティを科された」

F1シート獲得を目指すフェリペ・ドルゴビッチ
(c)■news_photo_text■XPB Images
 2022年FIA F2でランキングトップのフェリペ・ドルゴビッチは、アストンマーティンが今年末までの2回のFP1セッションに起用するルーキーとなるために話し合いを続けている。ドルゴビッチは、アブダビGP後の火曜日にピレリが開催する、1日のポストシーズンテストでAMR02を終日走行させることを望んでいる。

 ドルゴビッチにとってはザントフォールトとモンツァでの2回の週末が重要となるが、アブダビで開催されるFIA F2選手権最終ラウンドより前にタイトルを獲得する可能性がある。そうなればドルゴビッチは、イタリアGP後のフライアウェイレースのFP1セッションでドライブする余裕ができる。

 一方でチームにとってはインテルラゴスのような過酷なサーキットでルーキーにマシンを託すのは少々不安がある。おそらくドルゴビッチは、レギュレーションで定められているとおり、ストロールとベッテルと1回ずつ交代することになるだろうが、ブラジルGPのFP1セッションの前に、まずはオースティンかメキシコで起用されることになるのだろう。

 ブラジルの民間企業から多額の資金援助を受けているドルゴビッチは、今も来年のF1シーズンでフルタイムのシートを獲得することを夢見ている。ハースとウイリアムズは両チームとも来年のシートが空いている。もしくは2024年のシートを確約するオファーを受けたうえで、リザーブドライバーの役割に収まる可能性もあるだろう。

コルトン・ハータがアルファタウリの候補に浮上
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 インディカードライバーのコルトン・ハータがマクラーレンでダニエル・リカルドと入れ替わるチャンスは、アンドレアス・ザイドルがオスカー・ピアストリの契約獲得を推し進めたことで潰えてしまった。しかし、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは2023年のF1グリッドにアメリカ人ドライバーを迎え入れる決意をしたようだ。

 ハータはスーパーライセンス取得のために必要な40ライセンスポイントを獲得するには程遠いところにいるが、FIAはF1昇格のため、取得が義務付けられている40ポイントを30ポイントに減らす例外制度を今年末まで延長した。それがハータには有利に働き、ドメニカリはピエール・ガスリーがアルピーヌに移籍してエステバン・オコンのチームメイトになった場合、アルファタウリのシートをハータに与えようと動いている。

 アメリカでF1を宣伝するのに、ハータはローガン・サージェントよりもはるかに適していると見られている。F2でレース優勝を経験しており、ウイリアムズのリザーブドライバーも務めているサージェントは、アメリカ出身ではあるもものシングルシーターでのキャリアを通してずっとヨーロッパで過ごしており、母国アメリカではほとんど知られていないのだ。

 一方のハータはインディカーのトップドライバーで、元インディカーレース優勝者の息子であり、アメリカでの人気は非常に高い。そうしたことから、精彩を欠いたインディカーシーズンの終わりを迎えているハータのF1入りが強く支援されている理由が分かる。

(Translation: AKARAG)

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