フジテレビの新F1配信がF1 TVと日本初提携、4画面放送をサッシャ氏&中野信治氏が実演「F1は没入の時代。自分なりのカスタムで」
2月26日(木)、FIA F1世界選手権の日本国内独占配信を行う『FOD F1プラン』の説明会が行われ、フジテレビプラットフォーム事業室長の野村和生氏、FODでF1の実況を担当するサッシャ氏、開幕戦オーストラリアGPの解説を担当する元F1ドライバーの中野信治氏が登壇した。
フジテレビはF1日本GPが三重県の鈴鹿サーキットで開催された1987年にF1中継を開始し、現在までCS放送チャンネルの『フジテレビNEXT』で全戦生放送を行ってきた。近年は『DAZN(ダゾーン)』でもF1が配信されていたが、フジテレビが日本国内の独占放送・配信権を取得したことが2025年12月に発表された。
これにより、2026年シーズンからの5年間はフジテレビが日本でF1を配信する。2025年までF1を生放送してきた『フジテレビNEXT』とインターネットチャンネルの『フジテレビNEXTsmart』に加え、新たに動画配信サービス『FOD』でもF1を見ることが可能だ。すでに料金プランなども発表されており、FODはF1の公式ストリーミングサービス『F1 TV』と連携することも明らかになっている。
それに加えて、サッシャ氏と中野氏による新番組『F1 R.A.W.(エフワン・ロウ)』が始まることも明らかになった。この番組では、ふたりが戦略、データ、そしてドライバーの意志を多角的に読み解くことで、レースの核心に迫るという。配信は3月4日(水)の21時開始で、毎週水曜日に配信されるということだ。
今回行われたFODの発表会には、サッシャ氏と中野氏が登場。DAZNに引き続きフジテレビでもF1の実況を担当することになったサッシャ氏は、「(フジテレビが5年契約を結んだことには)驚きました。フジテレビはF1中継の代名詞的な存在ですからね。応援の熱量だけは負けない自信があるので、F1のおもしろさを多くの方に伝えられるように、(F1ナビゲーターという)肩書きに負けないように頑張っていきたいと思います」と語った。
一方中野氏は、再び解説を行うことについて「シンプルに嬉しいです。素敵な機会をいただけて本当に感謝しています。サッシャさんとは10年間も一緒にやってきて、信頼関係ができているなかでまたこういった新しい機会をいただいてスタートすることができるので、ファンの輪を広げていけるように頑張りたいと思います」とコメントした。

説明会では、実際の『FOD F1プラン』の画面を見ながら新しい機能の説明が行われた。また過去50年分のレースのアーカイブを見ることができるということで、中野氏は自身が出場した1997年のハンガリーGP、サッシャ氏はドイツ在住時に初めて見に行ったという1985年のドイツGPの映像を選んで視聴する場面もあった。
最後に開幕が迫る2026年シーズンに向けて、両氏は次のように述べた。
「F1はやっぱり没入する時代に突入すると思います。自分なりのカスタムをして、F1をどう楽しむか。今まで以上に迫ってくるレース、そして体験をエンターテイメントとしても楽しめると思いますので、ぜひこれをきっかけに、しばらく離れていた方もF1を改めて見ていただいて、世界最高のエンターテイメントを楽しんでいきたいと思います」(サッシャ氏)
「私自身はドライバー上がりで、やっぱり一般のお客様とちょっと見てる目線や楽しみ方が違っていたりするんですけども、レーシングドライバーと元レーシンドライバーとして見ても、こういう情報が欲しいな、というのが全部見れてしまうのがすごいんですよね。お茶の間にいながら、サーキットのピットレーン、ピットボックスにいるのと同じ情報を得られるので信じられない時代なんです。この時代にこうして解説者として関わせていただけるので、一生懸命盛りあげられるように頑張っていきたいと思います」(中野氏)
2026年のF1は、技術規則が大幅に変更された。その規模はF1史上最大とも言われており、これによってシャシー、パワーユニット(PU)、タイヤなどすべてが前年までとは大きく異なるものになった。開幕を前に非公開でのシェイクダウンを含む3回のテストの機会が設けられたが、その結果から各チームの力関係を予想するのは難しく、誰にとっても未知のシーズンを迎えることになる。テストでは苦戦していたアストンマーティンとホンダのパフォーマンスがどうなるのかをはじめ、F1全体がどのような勢力図になるのか、注目が集まるだろう。
2026年シーズンのF1開幕戦オーストラリアGPは、3月6日(金)〜8日(日)にメルボルンのアルバートパーク・サーキットで行われる。日本GPは第3戦として、3月27日(金)〜29日(日)に鈴鹿サーキットで開催される予定だ。



