2026.02.23

アストンマーティン社がF1チームにネーミングライツを売却。財務状態悪化での資金確保が目的か


アストンマーティンのロゴ
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 アストンマーティン・アラムコF1チームは、自動車メーカーであるアストンマーティン・ラゴンダとの契約により、F1活動においてアストンマーティンの名称、ロゴ、ブランドを無期限で独占的に使用する権利を取得すると発表した。5、000万ポンド(約104億円)と報じられるこの永久的なネーミングライツ契約により、アストンマーティンF1チームは、同ブランドの象徴である翼のエンブレムを無期限で使用することが保証される。

 アストンマーティンF1チームのエグゼクティブ・チェアマンであるローレンス・ストロールは、「本日の取得は、我々のチームの歩みにおける重要な一歩であり、F1の刺激的な未来に対するコミットメントを改めて示すものである」と語った。

「この契約は、将来世界選手権を制するという我々の取り組みをさらに強化するものであり、この象徴的な英国の機関を公道とサーキットの両方で率いることを、これ以上なく誇りに思う」

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
2026年F1プレシーズンテスト(第2回バーレーン 2日目) フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)

 今回の契約は、アストンマーティン・ラゴンダの財務基盤を強化するためのものといわれる。同社は業績が悪化しており、2025年の年間営業損失は1億8、400万ポンド(約384億円)と予想されている。米国の関税や高利益率の特別仕様車の納車遅れが勢いを削いだことが要因で、昨年の納車台数は5、448台と、前年比で約10%減少。株価は過去12カ月でおよそ半減し、負債は2024年初頭以降で70%増加した。

 F1におけるネーミングライツの永久売却は、アストンマーティン・ラゴンダのバランスシートを強化するための最新の取り組みとみられる。

 ローレンス・ストロールはアストンマーティン・ラゴンダの株主でありエグゼクティブ・チェアマンを務める。F1チームは、ストロールの投資グループが支配する別個の法的・財務的主体であるAMR GPホールディングスによって運営されている。同氏のグループは今回の取引の両当事者に関わっており、主要投資家がすでに支持を示していることから、株主承認は形式的なものとなる見通しだ。



(autosport web)

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