【】マクラーレン代表ステラ、ランビアーゼ加入後も続投。フェラーリ移籍説に信憑性なし
4月17日
2028年にレッドブルからジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレンに移籍することが正式に発表され、マクラーレンの現チーム代表アンドレア・ステラがフェラーリに移るという説が一部メディアで噂されているが、現時点ではその可能性はなさそうだ。
ここ2年間でマクラーレンをチャンピオンチームへと押し上げたステラは、今後も当面チーム代表の座にとどまる。ランビアーゼは、グランプリ週末におけるステラの現在の職務の一部を引き継ぐことになる予定だ。これまで多くの責任を担ってきたステラは、チーム代表の業務により集中できるようになる。
■フェラーリ移籍説の発端とマクラーレンで“二役”を担ってきたステラ
ランビアーゼが2028年からレッドブルを離れマクラーレンに加入することが明らかになると同時に、ステラがフェラーリへ復帰するのではないかという噂が広まり始めた。
こうした噂の多くは、2022年末に自国出身のマッティア・ビノットに代わってフレデリック・バスールがフェラーリ代表に就任したことにいまだ不満を抱く一部イタリアメディアから発信されたものだ。それが海外メディアにも波及し、さらには真偽も不明なままSNSで拡散されていった。
しかし、マクラーレンがランビアーゼの加入を発表した際の声明を確認すれば、ステラがマクラーレンから離れないことは明確だ。
チームは「ジャンピエロ・ランビアーゼはマクラーレン・マスターカードF1チームにチーフ・レーシング・オフィサーとして加入し、チーム代表アンドレア・ステラの下で職務にあたる」としている。
さらに「チーフ・レーシング・オフィサーという役職自体はすでにチーム内に存在しており、レースチーム全体の統括を担う。この役割は現在、チーム代表としての職務と並行してアンドレア・ステラが担っている」と補足している。
ステラは、マクラーレン・グループCEOザク・ブラウンからチーム代表就任を打診された際、マクラーレンでチーフ・レースエンジニアの役割を担っていた。そしてレースへの強い情熱から、その2つの役割を兼務することを選んだ。
そのためステラは、他チームの代表と比べてもピットウォールでの関与が非常に大きい。例えば、すべてのエンジニアリング・デブリーフには最初から最後まで参加し、議論を主導している。また週末の多くの時間をデータ分析やドライバー、エンジニアとの対話、ファクトリーとの連携に費やしている。つまり、ステラは現在、チーム代表とエンジニアの両方の役割からチームの成功に貢献し続けているわけだ。
■ランビアーゼ加入によりステラの負担が軽減
当然ながらその負担は大きい。ステラはチーム代表として、主要ゲストへの対応やFIAおよびF1との会議への出席、さらには週末中のメディア対応など、多くの責務も担っている。
これらの業務の一部は、CEOザク・ブラウンが補完している。ブラウンはFIAの記者会見や公式テレビ対応を時折引き受け、グリッドにも常駐しながらメディア対応や主要ゲストの対応を行っている。
一方でステラはグリッドには姿を見せず、ピットウォールに向かう直前までガレージ奥でエンジニアリングチームと作業を続けるスタイルを取っている。
ランビアーゼが加入すれば、ステラはこれまで自身が担ってきたエンジニアリング業務の一部を引き継がせることが可能になる。ただし、それは重要な技術判断への関与をやめることを意味するものではない。
日常的な現場業務はランビアーゼが統括し、ステラはチーム内でより広い視点からの役割へとシフトすることになる。またこれによりブラウンも、商業部門を引き続き統括しながら、マクラーレン全体の他部門により多くの時間を割けるようになるだろう。
(GrandPrix.com)




