【】F1モナコGPの特別ルールが1年で廃止に。2ストップ義務でレース活性化を狙うも失敗に終わる
3月2日
FIAとF1は、モナコGPに導入された2ストップ義務規則を、わずか1シーズンで撤廃することを決めた。この実験的規則は、オーバーテイクがほぼ不可能で、トレイン走行になりがちなモナコの決勝レースに活気を与える目的で2025年に導入された。
昨年のモナコGP決勝では、通常の最低2セットではなく、最低3セットのタイヤを使用することが義務付けられた。理論上は、ピットストップが増えればリスクも増し、展開が動くはずだった。しかし現実には、2回のピットストップ義務は、チームが1台を犠牲にしてもう1台を守る戦略を選ぶことにつながった。
オーバーテイクが困難で、トラックポジションが絶対的な価値を持つコースであることを利用し、レーシングブルズは、リアム・ローソンを走る障害物として使って後方を抑え込み、アイザック・ハジャーがポジションを失うことなくピットストップを行える隙間を作り、トップ6フィニッシュを確保した。

ウイリアムズは、意図的な順位入れ替えとペースダウンにより、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツのダブル入賞を実現させた。
こうした茶番劇が繰り広げられ、レース後に反発が瞬く間に広がった。ファンは人為性の強さを批判し、ドライバーは優れたレースを見せられなかったと謝罪した。チーム側も、この規則がドラマより歪みを生んだことを認めていた。
そして今年、モナコで3セットのタイヤ使用を義務づけていた規則は撤廃され、他のレースと同じ標準的な要件に戻された。
(autosport web)

