【】角田裕毅が後方から入賞「強力なマシンを得て、マックスに近づいている」僚友のタイトル争いを全力でサポートと誓う
12月1日
2025年F1カタールGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は10位でフィニッシュ、1ポイントを獲得した。
15番グリッドからスタート、エステバン・オコン(ハース)にかわされて1周目に16番手に。しかし、セーフティカー出動時、7周目にほとんどのマシンとともにピットストップを行うなかで、角田は順位を上げ、9周目には12番手となった。
今回、タイヤの周回数に制限が設けられたため、角田を含むほとんどのマシンが32周目に2度目のタイヤ交換を行い、角田は再び12番手を走行。49周目、ランス・ストロール(アストンマーティン)のピットインで11番手となり、55周目、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)のリタイアで、角田は10番手に上がり、入賞を果たした。

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=10位(57周/57周)
15番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
「週末全体としてはとても満足しています。スプリントで堅実な結果を残せましたし、今夜も1ポイントを獲得できました。ポイント圏内に入るために全力を尽くし、最終的にそこへたどり着けたので良かったです」
「今夜のレースは本当に難しかったです。マシンのフィーリングは良く、ペースも悪くありませんでしたが、サーキットの特性や2ストップ義務のルールによって難しさが増しました」
「高速コーナーが多く、DRSゾーンは1カ所だけなので、追い抜きはほぼ不可能で、どのドライバーも苦労していました。セーフティカーが出ると、ほぼ全員の戦略が固定されてしまい、ポジションを上げるのがさらに難しくなりました」
「ここ数戦、チームが僕に強力なマシンを用意してくれていて、可能な限りマックス(・フェルスタッペン)に近づくことができています。来週末も同じように走れるようにしたいです」
「マックスがまた勝利を収めたのは素晴らしいことです。アブダビでは(ドライバーズタイトル獲得のために)できる限り彼を助けたいと思います」
(レース直後のインタビューで、後方から巻き返してポイントを獲得したことに満足しているかと聞かれ)「できるだけ多くポジションを上げようとベストを尽くしました。こういうセーフティカーが入る展開では、戦略が固定されてしまうような状況で、あとはコース上で追い抜くしかなかったのですが、このサーキットは高速コーナーが多く、DRSゾーンでも追い抜きがとても難しかったです。フリーエアでは良いペースがあったと思います。本当に厳しかったですが、この結果を受け入れます」
(週末全体を振り返って)「スプリント予選はとても強かったと思います。予選ではペースがなかったというか、求めていたマシンの感触やペースを得られませんでした。でも、たとえそういう悪い状況だったとしても、(Q1で)マックスからコンマ3秒差でした。それは普通なら楽にQ3へ行けるタイムですし、彼との差はとても僅差だったと思います。なので、今やっていることを続けていくだけです」
「アブダビでさらにもう一歩前進できればいいですね。できる限り彼を助けられればと思っています」

(autosport web)

