【】角田裕毅、スプリントでマックスを支援&4点獲得。予選では不可解なペース喪失「ラップは良かったから理解できない」
11月30日
2025年F1カタールGPの土曜日、レッドブルの角田裕毅はスプリントで5位、予選では16番手を獲得した。
スプリントでチームメイトのマックス・フェルスタッペンのひとつ上、5番グリッドからスタートした角田は、良いスタートを切って、ターン1への進入でフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の前に出た。その後すぐ、後ろを走るフェルスタッペンに譲る形で5番手に戻り、その位置でフィニッシュした。ドライバーズタイトル争いをしているフェルスタッペンは4位を獲得した。
スプリント中、角田はトラックリミット違反を4回犯したことで、5秒のタイムペナルティを科された。スプリント後のタイム加算によってポジションを落とす見込みだったが、すぐ後ろを走っていたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も同じくトラックリミット違反で5秒のタイムペナルティを受けたことで、角田は5位を維持。これにより角田は4ポイントを獲得した。
予選では、Q1最初のランをユーズドソフトタイヤで行った後、新品ソフトに履き替え、2回アタックラップを走り、自己ベストを更新したものの、16番手にとどまり、Q2に進出することができなかった。予選タイム1分20秒761は、金曜日のスプリント予選のタイム1分20秒519より0.242秒遅いものにとどまった。
決勝ではガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)がグリッド降格ペナルティを受けるため、角田は15番手からレースをスタートする予定。

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント 5位(5番グリッド/タイヤ:ミディアム)
予選 16番手(Q1=16番手1分20秒761:ソフトタイヤ)
「今日は良い部分と悪い部分が混在した一日でした。スプリントはうまくいきましたが、その流れが予選にはつながりませんでした」
「スプリントでは良いスタートを切れました。もっとリスクを取れたかもしれませんが、マシンを安全に保ちたかったのです。マックスも良いスタートを切り、チームとしてうまく機能し、マックスを助けることができました。タイムペナルティで順位を落としそうになりましたが、全体的にペースが良く、強いスプリントだったと感じています」
「その後の予選で何が起きたのかは理解できません。マシンはほとんど変更していないのに、グリップがあまりなく、ペースを失ったように感じました。ラップはかなりまとまっていて、おそらく昨日よりも整っていたと思うので、スプリント予選と何が違ったのか完全には説明できません。とても悔しいです。明日はベストを尽くして、スプリントで示したペースを生かして、できるだけ多くオーバーテイクをしようと思います」
(予選直後のインタビューで語り)「ラップ自体は良かったのに、グリップが全くありませんでした。理由が全然分からないです。突然ペースを失った感じです。新品タイヤのセットがちょっと変でした。理由は分かりません。ただ、とにかくグリップがなかった。それしか言えないです。ラップは良かったので、本当に理解できないです」

(autosport web)
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