2015.10.28

跳ね馬、ファンのための余興を「サーカス」と揶揄


2015年F1第16戦アメリカGP 公式予選 ダニエル・リカルド&ダニール・クビアト(レッドブル)
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(c)Sutton
 荒天のためにスタートが順延され続けたアメリカGP土曜予選の時間帯に、たくさんのチームとドライバーたちがファンを楽しませるためにさまざまな余興を行ったが、フェラーリのチームプリンシパル、マウリツィオ・アリバベーネとキミ・ライコネンはそれを批判、「F1はサーカスではない」と揶揄した。

 ハリケーンの影響でアメリカGPの週末は悪天候に見舞われ、土曜予選のスタートは何度もディレイ、最終的に予定開始時刻から3時間後に中止が決定した。

 この間、ファンは強い雨と風にさらされながらセッションスタートを待ち続けた。いくつかのチームはピットでさまざまな余興を行い、「少しでもファンに楽しんでほしかった」と述べている。
 ウイリアムズ、フォース・インディア、ザウバーらのクルーはボートレースの真似をし、レッドブルのダニエル・リカルドとダニール・クビアトは社交ダンス、フォース・インディアのクルーはブレイクダンスを披露、カルロス・サインツ父とヨス・フェルスタッペンはトロロッソのレーシングスーツに着替えてコクピットに乗り込み、息子たちはレッドブル缶でボーリング、フェルスタッペンは釣りの真似も。さらに何人かのドライバーが時折グランドスタンドに向かって手を振るなど、ファンを気遣った。

 結局予選が日曜に延期されることが決定した後、残っていた観客のためにピットレーンが解放され、ドライバーたちのサイン会が行われた。

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