【】ドライバーよりチーム代表が人気!?@アメリカ現地情報

10月24日

今回はムッシュ柴田氏によるフロム・ザ・パドック。テキサスには観測史上最大級のハリケーンが接近、なんだか大変なお天気になっております。無事にレースできますように……と祈りつつ。

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今週末は暴風雨襲来が予想されていたオースティン。木曜は、かろうじて時々雨がぽつりと落ちる程度で済みました。



アメリカのテレビ局によるルイス・ハミルトン独占インタビューも、のんびりとガレージから外に出たところで行われていました。レース結果によっては、ここで三度目のタイトルが決まる可能性あり。それが、よ〜くわかってるルイスは、ついつい笑みがこぼれてしまうようです。

チャンピオンチームのメルセデスから一番離れたマノーのガレージでは



自国グランプリを走るアレクサンダー・ロッシの、撮影会をやってました。



そのあとは歓声を送っていたアメリカ人ファンたちのところに行って、握手会。でも、オジサンが肩を組んできて、自分のテンガロンハットをかぶせようとしたら、ロッシくん露骨に嫌がってました(笑)。喜んで、かぶるふりくらいするかと思ってただけに、ちょっと意外。まあ、彼はイタリア系ですからね。



イタリア系と言えば、フェラーリの前ではマウリツィオ・アリバベーネ代表にサインをもらおうと、ファンたちが押しあいへしあい。下手なドライバー顔負けの人気でした。



そして金曜は、朝のうちこそ小雨だったのが、昼過ぎから本格的な大雨に。何しろ観測史上最大のハリケーンが、メキシコ経由で接近してるのですから。最大風速は320km/hに達するとか、どれほど猛烈なのか想像もつかない……。



こちらアメリカのお天気姉さんは、わりと明るい感じで「テキサス州の南東部は洪水の危険が増しています」と。赤い部分が洪水危険区域なんですが、どまんなかあたりがオースティンです……。



昼過ぎにはメディアセンターの受付に、こんな表示が出ました。「屋内か車内に避難場所を探すように」──アメリカの場合、大雨や落雷の危険があると、すぐに避難勧告が出るそうな。



各国のテレビクルーも何もできず、じっと軒下で雨宿りです。



14時から開始予定だった2回目フリー走行は、開始直前の13時51分に「落雷の危険があるため、マーシャルが作業不能。そのため無期延期」と、なってしまいました。結局そのままセッションは中止に。



それでも、この段階では大雨とはいえ、この程度でした。



ところがセッション中止が決まった午後3時頃には、もう暴風雨と言っていい状態。土曜は、さらに天候が悪化するという予報もあり、予選はキャンセルになる可能性も。っていうか僕たちはホテルまで帰れるんだろうか(つづきは次のブログで?)