【】美しきもの、仲良さそうな人たち@イタリア現地情報

9月6日

なんとフェラーリがフロントロウに並び、ワンツーの期待すら見えてきたモンツァ。ますます真っ赤に燃えている、パドック通信をお送りします。

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土曜日のモンツァは朝から大雨でした。でも、そんな悪天候を吹き飛ばすような、メディアセンター受付女性の、太陽のような笑顔。



窓の外を覗くと、ちょうどメカニックたちがゲートから続々と入ってくるところ。フェラーリのヒゲ面ふたりの相合い傘が、不気味なような微笑ましいような……。



雷もゴロゴロ鳴ったりしてましたが、受付女性の笑顔が効いたのか、2時間もすると、あっという間に晴れてしまい、こんな爽やかな秋空に。



こちらの彼女は、ロータスのリザーブドライバー、カルメン・ホルダ。毎回来てたのに前戦スパにいなかったのは、チームがなくなる恐れがあったから?

雨が上がったのを見はからって、マクラーレンのモーターホーム「ブランドセンター」へ。純英国風の朝食をいただきました。相変わらず、おいしかった〜。撮影に夢中になっていたら、アメリカ人ジャーナリストに「せっかくのソーセージが冷めちゃうぞ」と叱られちゃいました。



土曜日の段階では、まだパドックにそれほど有名人は来てないんですが、かなり人目を引くカップルを発見。カメラマンたちに取り囲まれていたので、僕も一緒にパシャリ。あとでイタリア人に「誰?」と訊いたんですが、みんな知りませんでした。



このオジサンなら、知ってます。1970年代のフェラーリドライバー、アルトゥーロ・メルツァリオですね。テンガロンハットがトレードマーク。ニキ・ラウダを炎の中から救出したひとりとしても有名です。



ずいぶん久しぶりに会ったのは、かつてフェラーリを率いて権勢を誇っていたチェザーレ・フィオリオです。いまはサルディニア島で悠々自適だそうですが、さすがにお歳を召しました。



悠々自適といえば、このおふたりも。金子博カメラマンと元ブリヂストンの安川ひろしさん。金子さんは年に数戦、自分の好きなグランプリだけを訪れ、安川さんはモナコ暮らしという、うらやましい第二の人生を送ってます。



そんな余裕のない僕たちは、夕方になってもあくせくと取材です。日本人メカニックの白幡さんに日本GPへの思いを長時間インタビュー。