「F1はV8エンジンに戻る」とFIA会長が断言。2030年か2031年の計画、理由はサウンドとシンプルさ
FIA会長モハメド・ビン・スライエムが、F1では2030年または2031年からV8エンジンを使用することになると発言した。
現在の規則では、内燃機関と電力エネルギーの出力比率をほぼ50対50とするV6ターボハイブリッドが使用されている。エネルギーマネジメントの重要性が増したことから、予選でプッシュし続けることができないことや、走行中に前後のマシン間で生じる大きな速度差などが問題視されている。

ビン・スライエム会長は、次世代の規則では、より低コストなV8エンジンに移行すると語った。彼は、持続可能燃料と組み合わせた場合、V8こそ現代における理想的な選択肢だと考えている。
「それは実現する。結局のところ、時間の問題だ」と、ビン・スライエム会長はロイター通信に対してコメントした。
「2031年にはV8になる。FIAは、パワーユニットマニュファクチャラーの投票なしでも、それを実施する権限を持っている。それが規則だ。我々はそれを1年早めたいと思っている。今では誰もがそれを求めているのだ」

ビン・スライエム会長によると、規則により、2030年導入にはキャデラックの親会社ゼネラルモーターズを含む6社のメーカーのうち4社による賛成が必要だが、2031年には賛成を得られなくても、FIAは強行できるという。
V8への移行を目指す理由は、「サウンドが戻ってくるし、複雑さも少なく、軽量化もできる。しかも電動化はごくわずかになる」からだと、ビン・スライエム会長は述べている。
前回F1でV8エンジンが使用されていたのは、2006年から2013年だった。
「私は前向きに考えている。彼らも実現を望んでいるはずだ」とビン・スライエム会長。
「しかし、仮にメーカー側が2030年導入を承認しなかったとしても、翌年には実現する。2031年には、いずれにしてもそうなる。必ず実現するだろう。V8が戻ってくる」