2026.04.30
【F速プレミアム】
グランプリのうわさ話:FIA、新スタートシステムの意図的な利用は“厳罰に処す”と警告
(c)XPB Images
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を調査員が独自に追跡。ここでは、そんな報告書を一部公開する。
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FIAは、マイアミGPで新たに導入される「セーフスタートシステム」の運用方法を各チームが厳格に守るかを注視する。このシステムが発動した場合に、誰かがパフォーマンス上の優位性を得ないよう監視する狙いだ。
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シングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスは、チームに対して「面白半分にこれを利用するような真似は厳罰に処す」と警告まで発している。このギリシャ人エンジニアは、「まず最初に、我々はこれを意図的に発動させて有利な状況を作り出すための仕組みではないと明確にした。このシステムは、壊滅的なスタートを悪いスタートに変えるだけで、悪いスタートを良いスタートに変えるものではない」と説明した。
チーム側が、FIAの提案(このシステムを使ったドライバーに自動的にドライブスルーペナルティを課す)を投票で否決したため、トンバジスは「その可能性は当面テーブルから外れた」と認めている。ただし、「何らかの理由で我々が何かを見落とし、人々がこれを有利に利用し始めた場合、当然介入する」とも釘を刺している。
■シルバーストーンがイラン情勢の影響で2戦目開催を打診(c)XPB Images
シルバーストーンのマネージング・ディレクター、スチュアート・プリングルが意外な発表を行った。彼はステファノ・ドメニカリに対して、バーレーンGPとサウジアラビアGP(イランの戦争による中止)の代替として、今年中にシルバーストーンで第2戦を開催する用意があると申し出たのだ。
イギリスのSky Newsの取材に対し、プリングルは「我々のサーキットを提案した」と確認し、「COVID禍の際もF1を支援できた。今回も必要なら喜んで引き受ける」と説明した。
欧州シーズン中に新たなレースを挿入すると、5連戦という過密日程になるため、現実的な空き枠はほとんどない。それを踏まえ、プリングルは「考慮すべき現実的な問題は数多くある」と認めつつ、「提案はすでに提出済みだ。我々がいつでも迅速に対応できることは伝わっている」と強調した。
また、シルバーストーンのスケジュールに空きがない点についても、「予備の週末を空けることには自負を持っているが、危機の際にはすべて動かせる」と語っている。
■リカルド・パトレーゼがイタリア自動車クラブのアンバサダーに就任
(c)XPB Images
6度のグランプリ優勝を誇るリカルド・パトレーゼが、イタリア自動車クラブ(ACI)のアンバサダーに任命された。25年以上にわたるモータースポーツ離れからの復帰となる。
1992年のF1世界選手権で2位となったこのイタリア人ドライバーは、1997年のル・マン24時間レースを最後にモータースポーツ界を去り、別の情熱である障害飛越競技に専念してきた。モナコGPには定期的に顔を出していたが、本格的にモータースポーツに関わるようになったのは、長男ロレンツォがカート、フォーミュラ4、そして現在イタリアツーリングカー選手権でキャリアをスタートさせたのがきっかけだ。
当時、グランプリ最多出走記録保持者(驚異の256回)だったパトレーゼが、イタリアが世界最高の若手ドライバー育成プログラムを有していた時代に、自身をジュニア時代に支えてくれたACIを今度は支援する立場になるのは感慨深い。
最近選出されたACI会長のジェロニモ・ラ・ルッサは、パトレーゼの任命について「ACI全体にとっての付加価値だ」と評し、「最高レベルで長年競い続けた彼のスポーツ歴と築き上げた信頼が、我々の価値観を体現する理想的な代弁者となる」と語っている。
(autosport web)
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