アルバートパークの改修工事が開始。ピットとパドックの複合施設は2028年のF1オーストラリアGPまでに完成へ
メルボルンで1996年からF1オーストラリアGPを開催して以来、グランプリの会場として使用されてきたピットとパドックの複合施設は、すでに解体され始めており、新しい施設が建設される予定だ。この施設は2028年のグランプリまでに完全に完成することになっているため、2027年のグランプリでは一部で仮設の施設が使用されることになる。
オーストラリアGPの主催者側が発表した通り、ピットビルの解体は今年のグランプリ終了後に予定されていた。しかし先週になってようやく、アルバートパーク・サーキットにブルドーザーが投入されて作業が始まった。というのも、万が一第23戦カタールGPと第24戦アブダビGPが中止になった場合は、シーズン終盤にF1がメルボルンに戻るわずかな可能性があったため、工事を一時中断することが合意されたのだ。
しかしながら、もし中東での戦争がしばらく続き、今シーズンの最後の2戦に代わる開催地を見つける必要があったとしても、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリはオーストラリアに戻ることを検討していなかった。そのためオーストラリアGPの主催者は当初の計画通りに工事を進めているということだ。
地元のソーシャルメディアに投稿された写真によると、ピットビルの3分の2はすでに解体されており、9つのガレージがあるビルだけが残っているものの、これも来週中に取り壊される予定だ。パドックエリアでは、サーキット側がチームやFIA、F1、ピレリのために用意していた仮設のホスピタリティユニットがすべて撤去され、芝生も刈り取られている。

またオーストラリアGPの開催期間中にFIA F2やFIA F3などの拠点となるピットガレージも解体されている。工事は予定通りに進んでいるようで、月末までにはエリア全体の解体が完了し、新しく建てられる設備の基礎工事が始まる見込みだ。
仮設のグランドスタンドも撤去され、将来的には常設スタンドに建て替えられる予定だ。なおレースコントロール、プロモーターのオフィス、プレスルーム、そしてパドッククラブの一部が入居する隣接する建物は現在もまだ残っている。
メルボルンの秋の好天を最大限に活用して、工事はフル稼働で進められており、来年のグランプリよりも前に完了する可能性が高い。この工事は、これまで使用されてきたガレージが、現代のF1の要求を満たすには十分な大きさではないと以前から不満を漏らしていたチームにとって、非常に歓迎すべき施設のアップグレードとなるだろう。
