アウディF1がチーム代表ウィートリーの離脱を発表。直後にアストンマーティンは声明公開、噂への言及控える
アウディ・レボリュートF1チームは、チーム代表を務めてきたジョナサン・ウィートリーがチーム代表の座を即時退任することを発表した。
ウィートリーは1990年台初頭にベネトンでキャリアを初め、その後ルノー、レッドブルに在籍した。レッドブルにはチーム設立直後に加入し、最終的にはスポーティングディレクターまで上り詰め、在籍期間中にはコンストラクターズタイトルを6回、ドライバーズタイトルを7回獲得。ウィートリーは1レッドブルの成功には欠かせない存在となった。
2024年8月には、2025年よりアウディの前身であるステークF1チーム・キック・ザウバーのチーム代表に就任することが発表された。この時レッドブルがウィートリーの早期離脱を認めたため、ウィートリーは当初の予定よりも早い2025年4月にチームに合流し、アウディとなった現在まで代表としてチームを率いてきた。
アウディの発表によると、ウィートリーがチームを離れるのは「個人的な理由」だという。後任は、アウディF1プロジェクト責任者のマッティア・ビノットが務めるということだ。そしてチームの今後の体制については、後日決定されるとプレスリリースでは述べられている。
最近では、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームが新たなチーム代表を求めて、ウィートリーに接触したと報じられた。現在アストンマーティンのチーム代表を務めるのはエイドリアン・ニューウェイだが、チーム側はニューウェイがマシンの設計など技術面に専念することを望んでいるという。

ウィートリーのアウディ離脱発表から約20分後、アストンマーティンは、エグゼクティブチェアマンを務めるローレンス・ストロールの名前で声明を発表。そのなかでニューウェイの進退に関する言及はなく、最近の憶測に関するコメントは控えると述べた。
アストンマーティンの声明の全文は、次のとおりだ。
「エイドリアン・ニューウェイのチームにおける役割について、現在憶測が飛び交っているが、事実関係を明確にする機会を設けたい」
「エグゼクティブチェアマン兼支配株主として、エイドリアン・ニューウェイは私のパートナーであり、重要な株主であることを改めて申し上げたい。彼はAMRのマネージングテクニカルパートナーであり、彼と私は会社の成功という共通のビジョンに基づいた真のパートナーシップを築いている」
「我々は他とは違うやり方で物事を進めている。他で見られるような伝統的なチーム代表という役割は設けていないが、それは意図的なものだ」
「モータースポーツ史上最も成功したエンジニアとして、エイドリアンが最重要視しているのは、卓越した能力を発揮する戦略的、技術的リーダーシップだ。彼は(アストンマーティンの)キャンパス内とサーキットの両方において、ビジネスのあらゆる側面を遂行するために、高度なスキルを持つシニアリーダーシップチームに支えられている」
「アストンマーティン・アラムコへの加入を希望する他チーム上級幹部から定期的に申し出を受けるが、当社のポリシーに基づき、噂や憶測についてはコメントを差し控える」