2026年F1バーレーンテストで実施されたスタート練習

【】FIA会長、中東でのF1とWEC開催についてコメント「安全とウェルビーイングを基準に判断する」

3月3日

 アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃により、中東全域で軍事的緊張が高まるなか、FIAは同地域で予定されている今後のモータースポーツイベントの開催について評価を行っており、いかなる判断も安全性を最優先に行うと確認した。

 今後数週間のうちに、F1と世界耐久選手権(WEC)が、カタール、バーレーン、サウジアラビアを訪れる予定となっており、FIAは慎重な判断が迫られている。F1では、4月にバーレーンとサウジアラビアで第4戦と第5戦が予定されている。WECは開幕前公式テスト『プロローグ』と開幕戦のために3月下旬にカタールを訪れ、MotoGPでも4月にカタール戦が行われる。

バーレーン・インターナショナル・サーキット
2026F1バーレーンテスト バーレーン・インターナショナル・サーキット

 FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、競技者、チーム、スタッフの安全を最優先に考えて、中東でのイベントに関する判断を下すと述べた。

 ビン・スライエム会長は、3月2日に次のような声明を発表した。

「FIA会長として、中東における最近の事態によって影響を受けたすべての方々に心よりお見舞いを申し上げる。多くの命が失われたことを深く悲しんでおり、被害を受けた家族やコミュニティに寄り添いたいと考えている」

「先行きが見えないこの状況のなか、我々は平穏と安全、そして速やかな安定回復を切に願っている。対話と民間人の保護が引き続き最優先事項でなければならない」

「我々は現地の加盟クラブ、選手権プロモーター、チーム、そして関係者と緊密に連絡を取り合いながら、責任ある姿勢で状況の推移を注視している」

「FIA世界耐久選手権およびFIA F1世界選手権として現地で予定されている今後のイベントを評価するにあたり、安全とウェルビーイングが我々の判断の指針となる」

「我々の組織は、結束と共通の目的のもとに成り立っている。その結束は、今この瞬間こそ、これまで以上に重要な意味を持つ」

 今週末のF1開幕戦オーストラリアGPは予定どおり開催されるが、すでに混乱は生じており、カタールやアラブ首長国連邦(UAE)を経由して移動する関係者のなかには、急遽ルートの変更を余儀なくされた者もいる。

 貨物やスタッフの遅延に備えた緊急計画は準備されているとみられるが、その全容は明らかになっていない。

2026年F1プレシーズンテスト(第2回バーレーン)
2026年F1プレシーズンテスト(第2回バーレーン) 初日に行われたスタート練習


(autosport web)