フェラーリもようやくドライで走行、信頼性と学びを最優先。代表は「実りあるシェイクダウンを行っている」と評価
1月29日(木)、スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで行われたF1プレシーズンテストの4日目に、スクーデリア・フェラーリHPのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが参加した。
非公開で行われている今回のテストは、5日間の日程のうち3日間で走行することが許されており、フェラーリにとっては、雨のなか行われたテスト2日目に続いてこの日が2回目の参加となった。
まずはハミルトンが午前のセッションでSF-26に乗り込み、ミディアムタイヤ(C2)で走行。新しいシステムやパワーユニットに慣れつつ、マッピングなどへの理解を深めた。60周以上走ったところでハードタイヤ(C1)に交換し、フェラーリの発表によると最終的に85周、約396kmを走り込んだということだ。ハミルトンのベストタイムは1分18秒654で、非公式の順位では6番手だった。
初回は雨のなかでの走行だったため、ハミルトンは「ようやくドライで走行できて、プログラムを通して作業ができてよかった」と通常のコンディションでの走行を喜んだ。
「このレギュレーションではすべてが新しく、マシンもこれまで慣れ親しんできたものとは大きく異なるし、ダウンフォースも減っているので、学ぶことがたくさんある」
「今のところ最もポジティブな点は、僕たちが走ることのできた周回数の多さだ。これはファクトリーでの作業の成果だ。貴重なデータを収集し、マシンの状態を把握し、明確な方向性を定め始めることができた。まだ初期段階だが、このプロセスは実りあるもので、学び続け、改良を重ね、一歩一歩前進することに集中している」
午後はルクレールが走行を担当した。ルクレールもまずはC2タイヤで70周を走り、最後の40分はC1で走行し、合計89周、約415kmを走行した。ルクレールのベストタイムは1分18秒223で3番手。フェラーリはふたり合わせて174周、800km以上の走行を行ったということだ。
ルクレールは次のようにテストを振り返った。
「ようやく、より典型的なコンディションで走ることができたのはポジティブなことだ。今回のレギュレーションではすべてが新しいので、学ぶことや発見するものが多い。マシンの運転方法も、ここ数年慣れ親しんできたものとは大きく異なる」
「これは真の挑戦であると同時に、異なるアプローチで物事に取り組む機会でもあると考えている。新しいシステム、特にパワーユニットの電気への依存度が高まったシステムの管理は大変だが、マシンの乗り心地はどんどんよくなっていると感じている。現段階ではパフォーマンスではなく、チェックリストを完了し、マシンを可能な限り理解することに集中している」
「テストすべきことはまだたくさんあるが、プログラムは予定通りに進んでいるし、それがバーレーンに向けて作業を続けるうえで励みになっている」
フェラーリのフレデリック・バスール代表は、実りあるシェイクダウンができていると評価した。
「ここまで実りあるシェイクダウンを行ってきた。ウエットコンディションでの難しい初日を終えて、今日我々は安定して走ることができ、より重要なことに、走行距離を積み重ねることができた。それがメインの目標だった。特にレギュレーションにおいて大きな変更があったので、現段階では信頼性と学習が最優先事項だ。我々は多くのデータを収集し、計画通りにプログラムを進めた。これは重要な第一歩だ」
「シーズン開幕まではまだ長い道のりがあるが、この数日はまさにそのためのものだ。つまりマシンを理解し、あらゆる部分を詳細に分析し、バーレーンに向けて一歩一歩改善を続けていくということだ」