非公開のF1バルセロナテストがファン殺到で混乱。初日は7チーム9人が走行、自社エンジン搭載レッドブルRB22は順調なスタート
2026年F1世界選手権に向けた第1回テストが、1月26日、スペイン・バルセロナで非公開の形式でスタートした。テスト初日には、7チーム9名のドライバーが走行。今週のテストは5日間のスケジュールが組まれているものの、各チームに許されているのは3日間の走行であるため、全チームが走行しない日もある。
バルセロナでの5日間のテストは完全非公開で実施され、メディア、ファン、サプライヤーですら、サーキット敷地内への立ち入りを禁じられた。ところが、実際には、いくつかの見晴らしの良い場所からセッションを観戦する人々がいて、彼らを民間の警備会社が追い払おうとしたが、数で圧倒されてうまくいかないという事態が生じた。
さらに、ある民間のタイミング会社は、サーキットのシステムにアクセスすることに成功し、リアルタイムでラップタイムを公開し続けていたが、セッション終了まで残り2時間のところで配信は遮断された。
テスト初日に確かなこととして言えるのは、メルセデスとレッドブルは、多くの周回を重ねており、非常に順調なスタートを切ったという点である。一方で、アルピーヌ、レーシングブルズ、アウディはそれぞれ1度ずつコース上でマシンを停止させ、合計3回の赤旗が提示された。

アイザック・ハジャーは、レッドブルのニューマシンRB22をテストする最初のドライバーという栄誉を得た。メルセデスはレースドライバーのふたりが走行、午前中はアンドレア・キミ・アントネッリ、午後はジョージ・ラッセルが担当した。フランコ・コラピントがアルピーヌA526、リアム・ローソンがレーシングブルズVCARB 03をそれぞれドライブ。エステバン・オコンは新型ハースVF-26、ガブリエル・ボルトレートはアウディR26で走行した。また、新チームのキャデラックは、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスのふたりを走らせた。

マクラーレンとフェラーリは、27日火曜日から走行を開始する予定だ。一方、エイドリアン・ニューウェイが設計し、ホンダのパワーユニットを搭載するアストンマーティンのデビューは、29日木曜日となり、3日間の参加が許された今週のテストで2日のみ走ることとなった。ウイリアムズはFW48がFIAが義務づけているクラッシュテストに不合格となったため、今週のテストを全面的に欠席する。
カタロニア・サーキットは26日から30日まで、F1が借り切っており、各チームはその期間中、自身のプログラムに応じて3日間の走行日を選ぶ。初日は天候条件が非常に良好だった一方、週後半に向けて天候悪化が予想されているため、多くのチームは遅くとも木曜日までにプログラムを完了し、2週間後にバーレーンで始まる本格的な走行に向け、可能な限り多くのデータを収集しようとするだろう。

ラップタイムは公式には発表されていないが、ハジャーとラッセルが1分18秒台を記録、それ以外のドライバーたちは1分20秒を超えるタイムだったと考えられている。2025年スペインGPでのFP2最速タイムは1分12秒760であり、テストのこの段階ではタイムは重要ではない。
レッドブルはバルセロナでニューマシンのシェイクダウンを実施、マクラーレンも今回のテストで2026年型車をコースデビューさせる。アウディ、キャデラック、レーシングブルズ、アルピーヌ、メルセデス、フェラーリ、ハースはシェイクダウンを済ませてから、バルセロナ入りした。

アウディは1月9日にバルセロナでベーシック仕様のマシンを走らせ、キャデラックはその1週間後、シルバーストンで初のF1マシンのシェイクダウンを実施した。レーシングブルズは13日から2日間、イモラでシェイクダウンとフィルミングデーを行っている。アルピーヌは先週水曜日にシルバーストンでA526のシェイクダウンを行い、その2日後にバルセロナでフィルミングデーを実施した。メルセデスは木曜日にシルバーストンでフィルミングデー走行を行い、金曜日にはフェラーリが、翌日にハースが、それぞれイタリアのフィオラノ・サーキットで新型車のシェイクダウンを行った。
