XPB Images

【】パドック裏話:ドライバーを相手にハメを外しすぎたファンの結末

12月19日

 F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第24戦アブダビGP編です。
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 グランプリドライバーは大勢のファンに応対しなければならない。F1でレースができる幸運な20人のひとりになった時点で、否応なく世界中の何百万人というファンに顔を覚えられることになるからだ。そして、そうしたファンと出会う場所は、サーキットだけとは限らない。

 それはひとつの特権だが、著名人という立場上、たとえ物事がうまく行っていなくても平静を装わねばならないこともあり、そんなときでもファンは放っておいてはくれない。ドライバーたちはホテルを出たところで、空港で、あるいはスポーツ観戦の場でファンに呼び止められる。そして、よほどのことがない限り、立ち止まって一緒に写真に収まったり、求められればサインをしたりするものだ。

 実際のところ、レースの週末にファンがドライバーに近づくのは、かなり難しいことが多い。ドライバーたちはタイトなスケジュールに追われているからだ。彼らはコース上でクルマを走らせているか、さもなければメディアやスポンサーとの約束があるかのどちらかで、その時間の多くを限られた人たちしかアクセスできないパドックで過ごさざるをえない。そこで、FIAはファンがドライバーと会う機会を増やすためのイベントを設けており、ドライバーはこれに参加する義務があると規則に明記されている。


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