F1、ポルトガルGPのカレンダー復帰を発表。2年契約を締結、2027年と2028年にポルティマオで開催へ
12月16日(火)、F1はポルトガル政府、ポルトガル観光局、プロモーターらとの2年契約に基づき、“ポルティマオ”ことアルガルベ・インターナショナル・サーキットで2027年と2028年にグランプリを開催することを発表した。
ポルトガルでは初めて1958年にボアビスタでF1が開催され、1984年以降はエストリルでグランプリを行ってきた。1996年を最後にカレンダーを外れたものの、新型コロナウイルスによるパンデミックのなか、2020年と2021年にはポルティマオで急遽F1を開催した。2020年、2021年とも勝利を飾ったのはルイス・ハミルトン(当時メルセデス、現在はフェラーリに所属)だ。2020年の勝利はハミルトンにとって通算92勝目で、F1における最多勝利記録を塗り替えることになった。

F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、ポルトガルGPの開催について、次のようにコメントした。
「ポルティマオがF1カレンダーに復帰し、素晴らしいポルトガルのファンの情熱を燃え上がらせ続けることを嬉しく思っている。このサーキットは、最初のコーナーからチェッカーフラッグまで、トラック上で興奮を届け、そのエネルギーがファンを立ち上がらせる」
「ポルティマオが力強くカレンダーに復帰できるよう、再び協力できることを楽しみにしている」
アルガルベ・インターナショナル・サーキットのCEOをであるハイメ・コスタは、起伏に富んだポルティマオのコースが素晴らしいショーを生み出すだろうと語った。
「F1がポルトガル、そしてアルガルベ・インターナショナル・サーキットに帰ってくることを大変嬉しく思っている。ポルトガルGPは、このサーキットの卓越性とファンの情熱を世界に示し、観光業、地域、コミュニティに大きな活力をもたらすだろう」
「これは、ポルトガル政府による開始当初からの継続的な支援があってこそ実現したものだ。ポルティマオ独特な“ジェットコースター”レイアウトは、世界最高のドライバーたちに挑み、ファンの愛するスペクタクルを生み出すでしょう」
「忘れられない瞬間を創り出し、トラック内外で卓越性の新たな基準を確立することを楽しみにしている」