7度のF1王者シューマッハーの元マネージャーが自宅で強盗被害に。多額の現金や宝石類を盗まれる
ドイツから衝撃的なニュースが届いた。7度のF1世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハーのマネージャーを務めたウィリー・ウェバーが、自宅で強盗に襲われ、妻と家政婦とともに殴打されて縛り上げられたことが、複数の新聞で報じられたのだ。警察へのウェバーの証言によると、バラクラバをかぶって顔を隠した3人の強盗が自宅に押し入り、83歳のウェバーとふたりの女性は彼らに制圧されたという。
強盗たちはウェバーに対し、家のなかのどこに貴重品があるのか暴力を使って言わせた後、彼と妻、そして家政婦を縛り上げ、家中を荒らした。ドイツの警察によると、犯人らはウェバー家の貴重品が保管されていた金庫を破り、数十万ユーロ(約千数百万円)相当の現金と高価な宝石類を奪い、人質3人を置き去りにしたという。
ひとりが自力で脱出するのに1時間かかり、すぐに他のふたりを助けた後、シュトゥットガルト警察に通報し、警察がすぐに現場に到着した。しかし強盗たちはすでに逃走していた。ウェバー家と彼が住む高級住宅街に、警察が犯人を特定するのに役立つような監視カメラが設置され作動していたかどうかは不明だ。
ウェバーはドイツのタブロイド紙に対し、「目の周りにはあざができ、気分も悪く、完全にショックを受けている」と明かした。
ウェバーはかつて、ミハエル・シューマッハー以外にも、ミハエルの弟ラルフ、現在キック・ザウバーに所属するニコ・ヒュルケンベルグ、そしてDTMのトップドライバーであるティモ・シャイダーのマネジメントも行っていた。ドライバーのマネジメントに専念する以前、ウェバーは自身所有のレーシングチームであるWTSを運営し、1988年にヨアヒム・ヴィンケルホックとともにドイツF3選手権でチャンピオンとなり、その後ミハエル・シューマッハー(1990年)、ペドロ・ラミー(1992年)、ヨス・フェルスタッペン(1993年)とも同選手権を制覇したが、1995年にチームを売却してシューマッハーのキャリアに専念した。
