ボッタスがキャデラックF1ドライバーとして本格始動。メルセデスに別れを告げ、新チームへ
バルテリ・ボッタスがキャデラックF1チームとの本格的な準備を開始した。F1最終戦アブダビGPが終了し、メルセデスチームのリザーブドライバーとしての役割を終えたボッタスは、新チームと対面し、シート合わせを行った。
ボッタスは、2024年末でキック・ザウバーとの契約を終え、2025年はメルセデスに復帰し、リザーブドライバーを務めていた。2017年〜2021年にレギュラードライバーを務めたメルセデスで2度目の時代を過ごしたボッタスは、2026年に向けて、新キャデラックF1チームと契約し、レースに復帰することが決まった。
ボッタスがシーズン終了直後にキャデラックでの仕事を始めることをメルセデスが許可したため、ボッタスはすぐさまキャデラックでシート合わせなどの準備に取り掛かった。ボッタスは、GMモータースポーツのシャーロットのテクニカルセンターも訪れ、シミュレーターを使用している。

「ついにキャデラックF1チームのドライバーとして始動することができて、とても興奮している」とボッタスは語っている。
「自分のキャリアにおいて誇らしい瞬間であり、このスポーツの世界に踏み出す新しいチームとともにグリッドに戻る、新たな章の始まりだ。これから多くのハードワークが待っているが、自分の経験を活用して、チームに貢献できるのが楽しみだよ」
「新しいチームがすべてを初めて形にしていく様子を見るのは特別であり、プロジェクトの勢いを実感する。こうした瞬間が初テストに向けての本当に最初のステップになり、今は準備を正しく進めることが重要だ。シーズンが始まり、またレースができる日が待ちきれない」
11番目のF1チームとして2026年にデビューするキャデラックは、ボッタスとセルジオ・ペレスというベテランドライバーふたりの支えを得て、自社製パワーユニット(PU)の準備が整うまでは、フェラーリのパワーユニットを搭載してF1を戦う。
初のF1マシンのカラーリングは、2月8日、NFLの優勝決定戦であるスーパーボウル中継中のCMを通して公開することが決まっている。