2025.10.28

「この巻き返しには大きな意味がある」「10秒ペナルティは自分だけ。正気とは思えない」/F1第20戦決勝コメント(1)


2025年F1第20戦メキシコシティGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
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 2025年F1第20戦メキシコシティGPの決勝レースで6位〜10位のドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、エステバン・オコン(ハース)、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)だ。

■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=10位(71周/71周)
16番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)
2025年F1第20戦メキシコシティGP ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)

「全体として、今日の結果には満足している。16番手スタートからポイント圏内でフィニッシュできたことは、僕たちのレースペースが強力であること、チームの戦略が素晴らしいものであったことを示している」

「力強いスタートを切り、コース上でいくつか良いオーバーテイクができたし、レースを通してタイヤをうまくマネジメントできた。堅実で、よく遂行できたレースだった」

「厳しい予選の後だけに、この巻き返しには大きな意味がある。僕たちが決して諦めないことの証明だ。ひたすら努力し続けて、それが報われたんだ」

「懸命に働いているサーキットにいるスタッフとファクトリーのスタッフ全員に心から感謝したい。次はF1で初めての母国レースとなるブラジルだ。本当に楽しみだよ。プレッシャーはない。強力な週末の後に戻れることを誇りに思っている」

■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=9位(71周/71周)
11番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム

エステバン・オコン(ハース)
2025年F1第20戦メキシコシティGP エステバン・オコン(ハース)

「とても堅実なレースだった。全体的に満足できる週末だったよ。ただ、すべての幸運が味方してくれたわけではなかった。予選でもレースでも、同じマシンと間違った場所に間違ったタイミングで居合わせたという点ではね」

「オリーに、そしてチーム全体におめでとうと言いたい。多くのポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権でひとつ順位を上げることができた。これは喜ぶべき結果だよ」

■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=8位(71周/71周)
3番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第20戦メキシコシティGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

「今日は望んでいたようにはいかなかった。良いスタートを切ったが、自分のコントロールの及ばないいくつかの決定で状況が変わり、その後、挽回することは不可能だった」

「ミディアムタイヤでのスティントは難しく、今日のコースには合わなかったと思う。さらに、最終スティントでは、必要としていたペースが欠けていた」

「でも全体的には、マシンは週末を通じて良い感触だったし、チームとして遂げた進歩に感謝している」

「次のブラジルを楽しみにしている。レース開催地としてお気に入りのひとつだ。初めて赤いマシンであそこを走るのが待ちきれない思いだよ」

(『Sky Sports F1』からペナルティについて聞かれ、フェルスタッペンはコーナーカットでペナルティを受けなかったことに不満を示し)「僕としては、あの時はレースをしていたと感じている。コーナーをカットして、10秒ペナルティを受けたのは僕だけだ。正気とは思えない」

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(71周/71周)
4番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
2025年F1第20戦メキシコシティGP ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)

「フラストレーションの溜まる午後だった。スタート時、3人のドライバーがターン1で芝生を横切り、ペナルティなしでポジションを維持したり、順位を上げたりした。そしてコース内にとどまった僕にとっては、残念ながら不利な結果になったんだ」

「ルイスとマックス(・フェルスタッペン/レッドブル)が争っていた際にも同じことが起きた。レッドブルがコースに戻ってきた時、僕は回避行動を取らざるを得ず、コースから外れ、いくつもポジションを失った。このふたつの出来事が結局、僕たちのレースを台無しにした」

「そこからは“トレイン”の中で苦労し、特にダーティエアの中では厳しかった。チームの結果を最大化しようと(アントネッリと)順位を入れ替えたが、結局は前方と戦うペースがなかった」

「残り4レースとなり、コンストラクターズ選手権2位争いで勝ち抜くためには、勢いを取り戻す必要がある。戦いが楽しみだ。ブラジルを心待ちにしている」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(71周/71周)
6番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト

アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル(メルセデス)
2025年F1第20戦メキシコシティGP アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセル(メルセデス)

「簡単なレースではなかった。ターン1でポジションを失い、そこから追い上げることになったが、車列のなかにとらわれてしまい、前のマシンを抜くには少し速さが足りなかった。もし1周目にいくつかポジションを上げることができていれば、6位よりもずっとポジティブな結果になっていたと思うので残念だ。ダーティエアの中での追走はとても難しかったが、クリーンエアの中ではペースはまずまずだった」

「僕たちはセカンドスティントではマシンの順位を入れ替えることを選択した。ベアマンの後方の“トレイン”の中を走っており、それによってタイヤのデグラデーションが悪化していたからだ。それが最良の判断だったかどうかは検証する必要があるが、結局のところ、今日は前方と戦うペースがなく、ジョージも僕も、より速いスピードを持っていたピアストリにかわされてしまった」

「今は残り4レースでフェラーリを再び上回り、コンストラクターズ選手権2位を取り戻すことに集中している。次はブラジルだ」



(Text : autosport web)

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