「アップデートなしに素晴らしい成果を出した」「皆のため何としても勝利を持ち帰りたい」/F1第20戦予選コメント(2)
2025年F1第20戦メキシコシティGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手のドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手のドライバーは、ランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 5番手(Q1=9番手1分17秒076:ソフトタイヤ/Q2=4番手1分16秒605:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分16秒070:ソフトタイヤ)

「マシンに対して多くのことを試したが、残念ながら予選ではうまくまとまらなかった。努力が足りなかったわけではない。いくつかのエリアでは改善が見られたが、悪化した部分もあり、全体的にとてもドライブしづらい状態になってしまった」
「残念ながらバランスが予測不可能で、プッシュすることができず、かなりスライドが多かった。このサーキットではそれは良いことではない。グリップが全くなく、十分なペースもなかった。今週末は全体的にあまりうまくいっていない」
「明日のロングランについては、現時点では何とも言えないが、1ラップペースの状態よりも劇的に良くなるとは期待していない。そして、ここではオーバーテイクも難しいだろう。ベストを尽くすつもりだけれど、前方のグループとの戦いはかなり激しくなると思う。温度が高くなり、タイヤにも厳しくなるはずだ」
「一番重要なのは、トラブルに巻き込まれないことだ。とても長いレースになるからね。ベストを尽くし、すべてを最大限活用して戦うつもりだ」
(予選直後のインタビューで語り)「週末を通してマシンにグリップを見つけられずにいる。これについては理解しなければならない。なぜなら予選でそういった問題があると、かなりスライドしてしまうし、このサーキットではそれが致命的になるからだ」
「(金曜夜にマシンに加えた変更は)通常なら違いが出るような大きな変更だった。普通は、何かを変えれば結果に現れる。でも今週末は全体的に厳しい」
「気温が上がり、タイヤにも厳しくなるだろう。良いバランスが必要だが、今のところ僕たちにそれがあるとは思えない。でも何ができるか見てみよう。前方のグループと戦えるとはあまり期待していない。彼らの方が圧倒的に速いからね。むしろ周囲にいるマシンとの戦いになるだろう」
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 4番手(Q1=3番手1分16秒895:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分16秒537:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分16秒034:ソフトタイヤ)

「今日の予選の進み方には、まずまず満足している。純粋なシングルラップペースでは、ランド(・ノリス/マクラーレン)とフェラーリのふたりは、僕たちより一歩抜きん出ているようだったので、彼らに続くベストな位置は4番手だった。その位置を確保できたわけだ」
「かなりの接戦だった。(マクラーレンのオスカー・)ピアストリは僕からわずか0.1秒差なのに8番手だった。彼と(レッドブルのマックス・)フェルスタッペンより前からスタートできることで、明日のレースで表彰台を争うチャンスが得られるだろう」
「ターン1までの距離は長く、その後も長いレースになるので、何ができるか見てみよう。グリッドではフェラーリ2台が僕たちより前にいる。コンストラクターズ選手権2位を僅差で争っている状況だから、明日彼らと戦う必要がある。金曜日に走ったロングランのペースはまずまずだった。それを明日の決勝で披露したい」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
予選 3番手(Q1=2番手1分16秒736:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分16秒458:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分15秒938:ソフトタイヤ)

「シャルルに続いてトップ3に入ることができて本当にうれしい。チームにとって素晴らしいリザルトであり、彼らにふさわしい結果だ。今週末はアップグレードを持ち込んでいないので、プロセスの改善とマシンからすべてを引き出すことに集中してきた。そのアプローチが今日の違いを生んだんだ」
「予選で3番手を獲得したことで、明日の決勝で戦えるポジションを手に入れることができた。週末ここまでの良い勢いをベースにさらに上を目指すため、できる限りのことをするつもりだ。『Grazie a tutti』(注:『みんな、ありがとう』):ティフォシ、サーキットに来ているチームメンバー、そして本拠で働く皆に感謝する」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
予選 2番手(Q1=7番手1分17秒024:ソフトタイヤ/Q2=6番手1分16秒658:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分15秒848:ソフトタイヤ)

「マシンは今日を含め、週末を通して、本当に好調だった。ただ、これほどグリップが低いサーキットでは、どんなに小さなミスでも大きな代償を払うことになる。Q3でのラップは両方とも満足いくものだった。気温がわずかに下がり、それがグリップの向上に役立ち、マシンが良い反応を示したんだ」
「スタートが、(ポールポジションの)ランド(・ノリス/マクラーレン)に並び、リードを奪うチャンスになる。優勝することはチーム全体にとって大きな意味がある。勝利を持ち帰るために、やれることをすべてやるつもりだ」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
予選 1番手(Q1=4番手1分16秒899:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分16秒252:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分15秒586:ソフトタイヤ)

「ポールに戻れてうれしい。けっこう久しぶりだから、いい気分だ」
「あのラップについて? よく分からない。何が起きたのか本当に分からないようなラップだった。まずまずの感触で、ラインを越えたら、1分15秒5と表示された。とてもうれしい驚きだったよ」
「週末を通じて調子が良く、特に今日、FP3、Q1、Q2、Q3と良い感触を持っていた。Q3の最後にはフェラーリ勢のことが心配になったけれど、肝心なところで力を発揮できたので満足している」
「ここでは過去に良いレースをしてきた。自分がコントロールできることに集中するだけだ。それが僕にできることのすべてだ」
「僕はここに勝ちに来ている。前を見ていく。背後に速いドライバーたちがいることは分かっているし、ターン1までの距離は長い。フェラーリ勢のレースペースは通常、強力だから、バトルになると予想している。簡単なレースになるとは思っていない。前を見据えて、どれだけの差をつけることができるか見ていく」