フェルスタッペン最速、ルクレールとアントネッリが続く。選手権首位のピアストリは12番手/F1メキシコシティGP FP2
現地時間2025年10月24日(金)、F1第20戦メキシコシティGPのフリー走行2回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)となっている。角田裕毅(レッドブル)は7番手だった。
気温26度、路面温度43度というコンディションで、現地時間24日の16時にセッションがスタート。FP1ではキック・ザウバー以外の9チームが若手ドライバーを起用したため、通常のドライバーが出揃うのはこのFP2からだ。セッション開始直後から全車コースに出ており、タイヤはアストンマーティンの2台がソフト、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、エステバン・オコン(ハース)、ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)がハード、それ以外の15台はミディアムだ。
コースに出て早々、アントネッリはトラブルを報告した。無線でのやり取りを経て解決方法を試し、一度はピットインを取りやめたが、再び問題が起きたため4周を走ったところでピットに戻った。ランド・ノリス(マクラーレン)は「ミスファイアがある」と伝えたが、ピットには戻らず走り続けた。
序盤トップに立ったのは、FP1で最速タイムをマークしたルクレールで、タイムは1分18秒353。2番手は1分18秒681のノリス、3番手は1分18秒689のルイス・ハミルトン(フェラーリ)だ。FP1でアービッド・リンドブラッドにマシンを譲ったフェルスタッペンは1分17秒727で4番手、角田は1分19秒285で9番手だ。
各車10周前後走り、一度ピットイン。アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)ら3台はここでソフトを投入し、アルボンは1分18秒855で5番手に浮上した。アルボンはターン16で左のリヤをアウト側のウォールにぶつけており、タイムロスがあった。序盤にピットに戻ったアントネッリやリアム・ローソン(レーシングブルズ)はセッション中盤もミディアムでも走行を続けたが、それ以外のドライバーも続々とソフトを投入し始めた。
ルクレールは1分17秒545をマークし、自身の記録したトップタイムをさらに更新した。それを上回ったのがフェルスタッペンで、1分17秒392を記録。3番手には1分17秒829のジョージ・ラッセル(メルセデス)が入り、角田は1分17秒883で4番手タイムをマーク。その後角田は「ターン2で縁石に乗ったのでフロアをチェックしてほしい」と無線を入れていた。マクラーレンはノリスが1分17秒643で3番手に浮上、チームメイトのオスカー・ピアストリは1分18秒232で8番手とコンマ5秒ほど離れている。
少し遅れてソフトを投入したアントネッリは1分17秒566で3番手に、ローソンは1分18秒218で11番手につけた。残り20分を切ったあたりから各車ロングランに移行。ほとんどがミディアムかソフトでオコンやハジャー、ヒュルケンベルグはハードタイヤだ。ヒュルケンベルグは好タイムで走行したがすぐにソフトへ交換した。
FP2はフェルスタッペン、ルクレール、アントネッリというトップ3でセッションが終了。4番手以降はノリス、ハミルトン、ラッセル、角田、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)となっている。ドライバーズ選手権首位のピアストリは12番手だった。


