角田裕毅、「ローソンはいつも故意に妨害」との発言について、レーシングブルズに謝罪「不必要なことを言った」
レッドブルの角田裕毅は、F1アメリカGP予選後に、リアム・ローソンが常に故意にブロックすると示唆する発言を行ったが、これについてローソンが所属するレーシングブルズに謝罪した。
アメリカGP予選でローソンにブロックされたと感じた角田は、セッション直後のインタビューにおいて、次のように語った。
「ローソンについては、いつも同じ話です。彼はいつも故意に何かをしているんです。正直言って、彼のことは気にしていません」
これを受けてローソンは、「彼が何を言っているのか全く分からない」と述べていた。
メキシコシティGPの木曜記者会見で、角田とローソンは揃って登壇し、この件について直接話をしたかと聞かれた。
角田は「直接話してはいないと思います」と答え、ローソンは「正直、オースティンで何が起きたのかよく分かっていない」とコメントした。
さらに角田は、「チーム、つまりVCARBに対して、メディアで発言したことについて謝罪しました。あれは本当に不必要な発言でした」

角田もローソンも、2026年のシートが決まっていない。レッドブルは、アイザック・ハジャーをレッドブル・レーシングに昇格させ、現在FIA F2で走るアービッド・リンドブラッドをレーシングブルズからF1にデビューさせるといううわさもある。
シートを争う上で、自身に有利に働くと考える要素について問われると、角田は、チャンピオンシップにおいて自分が果たせる役割について語った。チームメイトのマックス・フェルスタッペンはドライバーズタイトルを目指しており、レッドブルはコンストラクターズ選手権において2位争いを繰り広げている。
「結局、結果がすべてですよね。僕にとってはより明確です。今はチャンピオンシップにおいて、チームにとってとても重要な時期です。特にチームメイトにとってはそうです。だからこそ、どれだけそのサポートができるかが大事です」と角田。
「コンストラクターズ選手権で2位になる可能性がありますし、それはとても良いことです。オースティンでの7位という結果は良い一歩なので、同じような結果を積み重ねていく必要があります。毎レースでポイントを取ること、それがここ数年レッドブルのドライバーたちが苦戦してきた部分です」
「僕は正しい軌道に乗っています。特にシーズン後半は良い方向に進んでいますし、毎戦かなり良い走りができています。過去のシーズンや別のチームでのシーズンでも、それを証明してきました。だから、やるべきことは明確です」
