F1メキシコGPのFP1に9人のルーキーが登場。岩佐と平川が参加、角田とともに3人の日本人ドライバーが走行へ
F1第20戦メキシコGPでは、金曜日のフリープラクティス1に9人のルーキードライバーが出場する。レギュレーションにより、F1各チームは、今季シーズンのなかで、マシン1台につき2回、グランプリ出場2戦以下のドライバーを乗せなければならない。
昨年のメキシコGPでは5人のルーキーが出場したが、今年はキック・ザウバーを除く9チームがルーキーをひとりずつ起用する。キック・ザウバーはすでに2台のマシンで合計4回ルーキーを走らせ、義務を消化済み。レギュラードライバーのガブリエル・ボルトレートがルーキーの条件に当てはまるため、チームはニコ・ヒュルケンベルグのマシンにポール・アーロンを2回乗せたことで、規則上の義務を果たした。
メキシコのFP1には、ルーキー枠として日本人ドライバーがふたり出場する。平川亮がハース、岩佐歩夢がレーシングブルズのマシンを走らせることが決まっている。そのため、レッドブルの角田裕毅とあわせて3人の日本人ドライバーが、金曜日に走行することになる。
また、フェラーリのアントニオ・フォコとアストンマーティンのジャック・クロフォードは、今回FP1デビューを果たす。
メキシコGPのFP1に出場するルーキードライバーは以下のとおり。
F1リザーブドライバーでインディカードライバーのオワードはメキシコ出身。マクラーレンからFP1に出走するのは今回で4回目。
テスト兼リザーブドライバーであるベスティは、ジョージ・ラッセルのマシンに乗る予定。ベスティがFP1で走るのは4回目で、今年はバーレーンに続く2回目。
開発ドライバーを務めるフォコは、F1公式テストに参加したことはあるが、FP1出場はこれが初めて。フォコはルイス・ハミルトンのマシンに乗る予定。
ジュニアドライバーで現在FIA F2で走るリンドブラッドは、2回目のFP1走行を行う。イギリスGPでは角田裕毅のマシンに乗ったが、メキシコではマックス・フェルスタッペンのマシンを託される。
育成ドライバーのブラウニングにとって、FP1出場はこれが3回目。今回はカルロス・サインツのマシンで走行する。
育成ドライバーで現在FIA F2ランキング2位のクロフォードはこれまでアストンマーティンのテストで周回を重ねてきたが、FP1出場はこれが初。今回はランス・ストロールのAMR25をドライブする予定。
平川亮は今季4度目のプラクティス出走を行う。日本GPではアルピーヌで走行、その後、ハースに移籍し、バーレーン、スペインのFP1で走り、メキシコとアブダビで走ることも決定している。平川は今回、オリバー・ベアマンのマシンに乗る予定。
レーシングブルズは今回、岩佐歩夢をリアム・ローソンのマシンに乗せる予定。岩佐にとってFP1出場は今回が4回目。今年バーレーンではレッドブルのマシンで走った。
アルピーヌのジュニアドライバーのアーロンは、今年4回目のFP1に臨む。キック・ザウバーからイギリスとハンガリー、アルピーヌからイタリアで出場、今回はピエール・ガスリーのマシンに乗る予定。アルピーヌは、アーロンを2026年のレギュラードライバー候補のひとりとして考えている。